Page.8 「なんやアンタ、いきなり何すんねん//」 財前は少し赤くなりながら睨みつけてくる。 『やっぱごっつう可愛いなぁ…』 「……」 ニコっと笑いかけると、財前はガサゴソと自分のカバンの中から携帯電話を出した。 そして、どこかに電話をかける 「…あ、もしもし、警察ですか?不審者が襲ってくるんで助けて…『お、オイ!何しとんのや!!ご、誤解ですよ!悪戯電話なんで気にせんといて下さい!』 電話をかけていた場所は警察。 素早く携帯を奪い、通話を切った。 『オレは別に不審者やないで』 「不審者やなかったら見ず知らずの奴にキスなんてせんやろ、この変態」 冷たい視線を向けながら冷たく言い放つ。 なんや、S受けか、コイツ 『オレのツボ押さえとるわ〜♪』 「気安く触んな。キモいわ」 抱きつくと財前は嫌そうに腕の中から抜け出そうとした。 [←Back][Next→] [戻る] |