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「なんやアンタ、いきなり何すんねん//」


財前は少し赤くなりながら睨みつけてくる。



『やっぱごっつう可愛いなぁ…』


「……」


ニコっと笑いかけると、財前はガサゴソと自分のカバンの中から携帯電話を出した。

そして、どこかに電話をかける




「…あ、もしもし、警察ですか?不審者が襲ってくるんで助けて…『お、オイ!何しとんのや!!ご、誤解ですよ!悪戯電話なんで気にせんといて下さい!』



電話をかけていた場所は警察。


素早く携帯を奪い、通話を切った。




『オレは別に不審者やないで』


「不審者やなかったら見ず知らずの奴にキスなんてせんやろ、この変態」


冷たい視線を向けながら冷たく言い放つ。




なんや、S受けか、コイツ



『オレのツボ押さえとるわ〜♪』


「気安く触んな。キモいわ」


抱きつくと財前は嫌そうに腕の中から抜け出そうとした。



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