Page.2 花束を見て手塚は疑問を抱いた。 まじまじと花束を見ていると、中に何やら四角いカードを発見した。 カードを取り出し、記されている文字を目で追った。 Dear My Sweet honey Tezuka. from keigo Atobe. ・・・・ 誰がマイハニーだ ・・・そうだ、こんな事をするのはアイツしかいない・・・ 「手塚」 「なっ・・・」 カードをグシャっと握り潰していると、後ろから何者かの腕が回された。 振り向くと、そこにいたのはバラの花束の差出人・・・ 「どういうつもりだ、跡部」 手塚の背中に、ご満悦な表情で跡部が抱きついていた。 「相変わらず照れ屋だな。素直に嬉しいって言えよな」 「全然嬉しくない。離れろ」 冷たく言い放ち、くっ付いている跡部をはらおうとした。 [←Back][Next→] [戻る] |