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「ってぇな!いきなり何しやがる!」


イスから落とされた跡部は、恨めしそうな目でこちらを見てきた。



『痴漢!!大量発生!!』


「アーン?何ワケの分かんねぇ事言ってんだ?」


『痴漢してきて、増えて・・・』


おぞましい記憶が脳裏によみがえってくる。



「痴漢って・・・この俺様がそんな事する訳ねぇだろ」

『だ、だって・・・・』



「ったく、いきなり入ってきたあげく、人を痴漢扱いか。張り紙無視しやがって」

『張り紙・・・?』


きょとんとしていると、跡部が入り口を指差した。


そこには、「跡部様本日貸切」とでかでかと書かれている。



『貸切・・・?』


「あぁ。まさか誰か入ってくるとは思わなかったぜ。しかもすぐに寝やがって。オレに抱きついてな」



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あきゅろす。
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