Page.4 『あの〜・・・ジローくん?』 「なに〜?」 『い、いつから私達は付き合ってる事になったのでしょうか・・・?』 「え〜?そんなの昔すぎて覚えて無いC〜」 私の問いにジローは遠い目をして頭をポリポリかく。 そ、そんな昔から付き合ってる設定になってたんですか・・・ 「ミナ〜・・・?」 唖然としていると不思議そうに名前を呼ばれる。 つ、付き合ってると思われてたんだ・・・ じゃあ、今まで片想いだと思ってた私っていったい・・・? 「でも、今までキスとかした事無かったよね。今日が記念日だね〜」 『そ、そうですね〜・・・』 何年も想っていた人とあまりにも呆気なく両想いになり、ガクっと力が抜けた。 [←Back][Next→] [戻る] |