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何故か、風呂桶が頭上から降ってきた。

『な、何で・・・?』


不思議に思い、上を見た。

その瞬間、ある人物と目が合った。



『・・・え?』

「あ・・・」

目の合った人物とは、先ほどから気になっている男の子・・・・


『赤也・・・くん・・・?』

「・・・・・」


互いの顔を見て、両者は大きく目を見開いた。

しばらく時が止まった感じがした。


しかし我に返り、今の状況を把握すると、顔が真っ赤になった。


『ぃ・・・イヤ・・・

「ホレ赤也、何停止しとるんじゃ」


「うぉわっ!」


『へ??』


悲鳴を上げようとした瞬間、何者かに押された赤也は体勢を崩した。


仕切りの向こうから、赤也がこちら側・・・つまり、女湯の方に落下してきた。




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