Page.2 『やっぱいた』 「ん〜・・・?」 向かった先は、学校の裏山。 千歳はゴロンと横になって、お昼寝・・・いや、朝寝中のようだ。 声をかけると、眠そうに目をこすりながらこちらを見た。 「なんか用でもあると?」 『寝るんならせめて教室で寝たら?出席日数足りなくなっちゃうよ』 「大丈夫大丈夫。心配なか」 ニコっと笑うと、千歳は再び睡眠モードに入る。 なにが大丈夫なんだよ! 心配大有りだから!! 『ホラ、起きてよ。教室行こ』 「・・・行ってもよかよ。ばってん・・・」 『・・・はい??』 腕をグイっと引かれ、体勢が崩れる。 [←Back][Next→] [戻る] |