使うかもしれない、使わないかもしれない。 jealousy 「なんで……?」 掠れた声ががらんとした部屋に響いた。 「なんでおれにはないんだ」 シズクが床にぽたりと落ちる。 「アイツはもってるのに」 椅子の上で体育座りをして窓の外に目をやった。雲一つない空。自分の気分とは真逆。そう思うとさらに悲しくなって、シズクがまたぽたりと床に落ちる。 空でさえ一緒に泣いてくれやしない。 膝に顔を埋めると、何処かでアイツの声がした…ような気がした。 「お前、何驚いてんの!?こんなの簡単だって!」 傷口にぐちゃりと刃を立てられたかのような痛みが走る。どうしようもなく、ただただ、痛い。 【作者のひとりごと】 さて、主人公に何があったんでしょうか!? 悔しかったんだろうね… でも何が!?って感じです。 作者でも何があったのかは知りません。 本当に何があったんだろう。 気が向いたら続きを書きたいなと思ってます。今書いてるやつ(本当に書いてるの?その割に余所見し過ぎじゃない?という感じですが)が終わって書く気になれば書きたいと思います。 《次のお話》 [戻る] |