長編小説
10-2.開放感A
完全にグロッキーとなっている亨だったが、真はそんなことなど一切お構いなしだった。
身動きできずにいる体をベッドに仰向けに寝かせ、亨の足を抱えると、緩んだままの秘所におのれをおさめる。
「や、あァ…ッ」
反射的に逃げをうつ亨の腰をつかんで離さず、真は激しく抽挿を繰り返した。
「何逃げちゃってんの、兄貴。駄目じゃん」
楽しそうに笑いながら、真はガンガンと腰を進める。
そのたびに亨は必死で手をさまよわせるが、何もつかみとることのできない手は、ぱたりとベッドの上に落ちた。
「前から常々思ってたけど…。まこっちゃんてSEXの時はかなりサドだよね」
「えー。普通だろ?」
「いや〜。たまに亨兄がかわいそうに思える時あるもん、俺」
「マジで〜?!」
ケラケラと笑い合いながら、双子たちは楽しそうに話しているが、その間にいる亨の耳にまでは入らない。
ポロポロと生理的な涙をこぼし、亨はただ、されるがままに体を揺すられていた。
真は一度亨の中で吐精したが、それで終わるはずもなく、そのまま2ラウンド目に突入している。
そんな真にむりやり付き合わされるハメとなっている亨はといえば、しっかり勃起していた。
勃起した亨の性器を、彰はゆるゆると愛撫している。
すると、その先端から、ショロショロと弱々しく小便が漏れ出した。
「あーあ。亨兄。またおもらししちゃっているよ」
「すっかり前も後ろも緩くなったよな」
ほとんど意識のない亨は、自分が漏らした小便が腹にかかっていることにも気づかず、小便を漏らし終えたと同時に今度は射精した。
その刺激を受けて、真も亨の中に射精して、ようやく真は亨の中から出て行った。
意識を失った亨を二人がかりできれいにして、オムツを穿かせてから二人は風呂へと向かった。
その後、亨を真ん中にして三人で眠りに落ちる。
さすがに翌朝は、亨が起き上がれるような状態ではなく、仕方なく会社に電話をして休んだ。
翌日に影響が出るようなことはしないように、と亨に誓わされたものの、SEXをするなと言われたわけではない。
その日こそ何もせずにだらだらと過ごした彼らは、これからのためにたくさんの話をした。
色んな約束事も決め、3人で楽しく過ごせるようにする。
彰は先日宣言した通り、もう二度と亨を抱こうとはしなかった。
ただ、フェラは許容範囲らしく、することもあればされることもあり、結局SEXは3人一緒のことが多い。
そして、亨は用を足す時は必ず、彰の膝の上に乗るようになった。
ベッドの端に座る彰の上に、向かい合わせに座った亨は、彰の肩につかまりながら、オムツの中に排泄をする。
ブリブリと音を立てて大便を吐き出すと、オムツの尻部分がもこもこと膨らみ、それが彰の太股に当たるのだ。
時折、彰が太股を動かして、オムツの中にたっぷり詰まった大便をかき混ぜたりするので、亨の性器はいつも排泄のたびに勃起する。
そして、排泄を終えて下肢を清められると、今度は真が亨の勃起した性器に手や口で愛撫を与えてくれる。
排泄のたびに勃起してしまう亨のモノは、いつも真が吐精させてくれた。
相変わらず、昼休みに双子たちが亨の会社にやってくるのも変わらない。
今となってはもう、亨がそれを咎めることはしなかった。
反対に、昼休みに双子たちに会うことが楽しみになって来ている。
もうすぐ昼休みだと思うとそわそわして、仕事が手につかなくなるくらいだ。
もはや亨は、双子たちがいない生活など考えられなくなっている。
多少の不安はあるものの、基本的には幸せだった。
まあ、両親に何と言えばいいのか、それを考えると不安どころではなかったりするのだが。
「彰。オムツがグショグショになってるから、早く替えて?その間に、真の手でおちんちん、グチュグチュしてよ」
車でやって来た双子たちに向かって満面の笑みを浮かべ、車に乗り込みながら恥ずかしげもなくそんな台詞を言い、亨は彼らに向かって足を広げて見せた。
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