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長編小説
10-1.開放感@
オムツの中に、たっぷりと大便と小便を漏らしたまま、しばらく放置していた亨の下肢は、かなり汚れていた。
面倒だったので、そのまま3人で風呂に入ることにしたのだが、さすがに成人男性3人ではかなり狭苦しい。
それでも、亨が双子たちと離れることを嫌がったので、むりやり3人で風呂に入った。

風呂上がりに、彰にテープ式のオムツを穿かされた亨は、ようやくほっとしたように笑顔を浮かべた。
まだ誰も着替えをしていない中、彰にオムツを穿かせてもらいながら、ずっと亨は真の腕にしがみついていた。

まるで離れるのを嫌がるような素振りの亨に、真の股間が反応している。
間近にいるせいでそのことにすぐ気づいた亨は、すんなりと真の性器へ手を伸ばした。

「あ、兄貴?!」

いきなり股間に触れられて、真が素っ頓狂な声を上げた。
亨がおかしくなったとでも思ったのだろうか、困り顔で彰へと視線を向けるものの、真にわからないものが彰にもわかるはずがない。

亨は彼らの動揺などお構いなしに、真のモノを口に含んだ。
そして、全く反応を見せていない彰の股間へと片手を伸ばす。

「ちょ…ちょっと亨兄。マジでどうしたの?」

真も彰も目を白黒させて亨を見下ろしている。
二人にそんな顔をさせていることがおかしくて、ついつい亨は噴き出してしまった。

「お願い。彰も一緒にシよ。今日だけでもいいから、俺は彰もほしい」
「いいんじゃない?俺はアキだったらいいよ」
「お前ら…」

亨の言葉にすんなり同意した真と、元凶である亨を睨みつけた彰は、はあ、と大きなため息をついた。

「…今日だけな」

3人でそのまま亨の部屋に向かい、ベッドにダイブした。
仰向けに寝転ぶ彰に跨って、亨はまだやわらかい性器を口で愛撫する。
その横でベッドの端に座った真は、亨のオムツを少しずらして、まだ頑なな秘所をほぐした。
そして真のモノは、彰の手が愛撫を施している。

3人の荒い息づかいだけが、亨の部屋に響いていた。

「あ…っ。おしっこ出ちゃう…っ」

ピクッと体を震わせた亨が小さく告げると同時に、勃起した性器からプシャッと小便が漏れ出した。

シャアアァァ――ッと音を立てながら、小便はあっという間にオムツに吸収されて行く。

「んぅ…。あ…ん、っ」

喘ぎ声を洩らしながら放尿している亨は、ずいぶんと気持ちよさそうだ。

「亨兄。そんなに気持ちいい?」
「ん…っ。オムツにおもらしするの…、好きだよ」

再び彰のモノを口に含もうとする亨を制し、彰は汚れたオムツを破り捨て、小便まみれの亨の股間に舌を這わせた。

「え?彰?!」

亨はもちろん、真もびっくりして声を上げた。
しかし、彰は止めようとせず、そのまま綺麗に舐めてから、ぱくりと亨のモノを口に咥えた。

「やる気じゃん、アキ」

なぜか負けん気を発揮して、真は亨の秘所を丹念に愛撫し始めて、亨はひっきりなしに喘ぎ声を洩らしながら悶えるしかできなかった。

「や…ッ、あ、アァァァ…ッ。ん、あぁ…んっ。も…ッ。やぁ…あッ。いれ…てぇぇ…ッ」

激しく腰を振りながら、二人へと腕を伸ばして訴える亨を見下ろし、真と彰はしばし顔を見合わせた。

「じゃあ、初めてのアキからどうぞ?」
「いや〜。やっぱまこっちゃんからってのが筋じゃない?」

微妙な押しつけ合いをしていると、待ち切れないとばかりに亨が彰の性器へと手を伸ばした。
そのまま、自分で彰の上に跨り、ゆっくりと腰を落として行く。

慌てて真が亨を背後から抱きしめて支え、彰も自ら腰を進める。

「んぅ…っ。はい…った…ぁ」

にこやかに微笑みながら言った亨は、ゆっくりと腰を動かし始める。
その動きに合わせるように、また逆らうように彰も動き、次第に亨はその動きについて行くのがやっとになってしまった。

背後から亨の体を抱きしめるようにして、性器に愛撫を与えている真の手の動きも、亨を翻弄させる原因となっている。

「ひ…ッ。あ、アアァァァ――ッ」

ガクガクとけいれんしながら、亨は真の手のひらに白濁の液を吐き出し、ぐったりと彰の上にもたれかかる。
そんな亨を気遣いながら、それでも彰は亨の中へと欲望を吐き出した。

ピクピクと小さく震える亨は、自分の中から彰が抜け出しても、全く身動きしなかった。
そのままベッドに深く沈みこみ、下手をすれば眠りにつきそうな勢いだ。



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