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短編小説
リク:恥ずかしいお漏らし2(大スカ)
大便排泄/自然排泄/着衣おもらし/高校生

教室内の喧騒から離れたものの、保健室までの道のりはかなり遠い。
下着の中にたっぷりと詰まった大便は、歩くたびにニチニチとうごめき、肌になすりつけられて、その事実を否応なく認識させられる。
高校生にもなって、しかも授業中に、クラスメイトの目の前で大便を漏らしてしまったのだ。

いっそ死んでしまいたいほど、自分が情けない。
そんな心情がわかっているのかいないのか、目の前を歩く教師は、なぜか妙に早足だ。
そんなペースについていけるはずもなく、どんどんと距離が離れていくが、こちらを振り返ることをしない教師が、そのことに気づくことはなかった。

教師がトイレに行くことを許可してくれていたら、あんな羞恥にあうことはなかったのだ。
一応、反省して、こうして保健室まで連れて行ってくれているのだろうが。
どうせなら、一人きりの方がまだいくらか心情的にマシだった。

元凶である教師と一緒で、しかもその相手はこちらを気遣うこともしないのだ。
ドロリと太ももを伝う大便にビクリと身体を震わせ、耐え切れずに勝手に近くのトイレへと入った。

個室の中でズボンと下着を下ろすと、べったりと下着にこびりついた大便が目に飛び込んでくる。
こんなにも漏らしてしまったのかと認識させられ、また涙が滲んだ。

こんな下着を履いていられるはずもなく、大便を零さないように脱いで、トイレットペーパーに包んでゴミ箱へと捨てる。
そして、ズボンについた汚れは拭いて、ノーパンでズボンを穿いた。

スースーして気持ち悪いが、大便まみれの下着を穿いて歩くよりはかなりマシだ。
トイレを出て、保健室に向かって歩き出していると、前方から教師がかけ戻って来るのが見えた。
おそらく、オレがいないことにようやく気づいて、慌てて引き返してきたのだろう。

「勝手にいなくなっているんじゃない。通常なら授業中なんだぞ」
「トイレに行っていました」

八つ当たりのように言われ、オレは思わず反論した。
すると、教師はばつが悪そうな顔になり、何も言わずに再び前だけを向いて歩き出す。

その後を、今度は遅れることなく着いて歩き、保健室にたどり着いた。
あいにく保健教諭はおらず、舌打ちした教師があちらこちらの棚を漁って、ようやく替えの下着を探し当ててくれた。

まっ白なブリーフを手渡され、それを穿くことをためらってしまうが、このままノーパンでいるわけにも行かない。

「あの、ズボンも汚れているので、ジャージか何か、ないですか?」

尋ねると、再び教師は舌打ちしたが、ちゃんと探してくれた。
その間にオレは、目についたタオルを濡らして汚れた下半身をきれいにした。

「残りの授業を受けている間に、洗濯はしておく。帰りに取りに来なさい」

教師に渡された下着とジャージに穿き替えたら、汚れた服を持ってそんなことを言われた。
どうやら教師が責任を持って洗ってくれるらしい。
もしかして、それが罪滅ぼしなのだろうか。

「あの、まだ調子が悪いので、保健室で寝ててもいいですか」
「あ、ああ、構わない。何なら、放課後までいてもいい」
「ありがとうございます」

さっさと保健室のベッドへ向かうと、教師はあからさまにホッとしたようで、いそいそと出て行ってしまった。
ようやく一人きりになり、オレは布団を頭まで被って、声を上げて泣いた。



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