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短編小説
リク:まさかの快楽(大スカ)
大便排泄/着衣おもらし/大学生

すき焼きを食べた後、家で寛ぎながらビールを飲んでいた。
一緒にいる相手は密かに恋心を寄せている、帯川(オビカワ)という同級生。
高校から一緒で、いかにもスポーツをしていると言わんばかりの、がっちりした体格の男前だ。

しかし、ふたりきりのまったりした気分に水を差すように、急に腹がグルグルと唸り始めた。
さきほどすき焼きを食べ過ぎたのが災いしたのか、腹を痛めたようだ。

「悪い、帯川。ちょっとトイレ借りるわ」
「どうした?小便か?」
「いや。何か腹具合が悪いみたいだ」
「すき焼きにあたったとか言わねーよな?それだったら俺もヤバイか」

帯川は愉快そうに笑っているが、その間も腹はグルグルと唸り続け、あまりに腹が痛くて、思わずその場にうずくまってしまう。

「大丈夫か、綾瀬(アヤセ)。もし無理なら、この場でしてもいいぞ?」
「や、やだよ、そんなの」

背をさすりながら言う帯川の台詞に、首を横に振りながら必死に抵抗する。
が、今すぐにでもトイレに行きたいのに、身動き一つできなくて、ブッ、ブビッ、と、とめどなく屁が漏れてしまった。

「や…っ、いやだ…っ」

ぶるぶると震えながら、どうにもならない自分の体がはがゆくて、ポロポロと涙がこぼれた。

肛門が壊れたようにヒクヒクとけいれんしている。

ブブブッ、ブビッ、ブリブリブリッ、

屁を漏らしながら、その合間に、ニュルニュルと軟便が漏れ出した。
少し水っぽい便が、下着の中にどんどんと溜まり始める。
あまりの恥ずかしさに涙が次々とこぼれ落ちる。
その間も帯川はずっと、背を撫で続けてくれていた。

排泄が終わったとみるや、帯川はすかさずズボンと下着を下ろしてくれる。
さすがにそこまでされるわけには行かないと抵抗したが、べったりと大便のこびりついた下肢のせいで、あまり身動きができない。

それなのに、帯川は特に気にした様子もなく、ティッシュで汚れを取ってくれた。
申し訳なくて、恥ずかしくて、羞恥にみもだえていると、いきなり帯川が笑い出した。

「お前、ケツから糸こんにゃくが出てる!」

ゲラゲラと楽しそうに大笑いしている帯川を見ていると、だんだん羞恥も薄れてきてしまった。
本当に帯川は、気にしていないのだ。

帯川はティッシュで、その糸こんにゃくをつかんだらしい。

「引っ張るぞ」

笑いながらそう言った帯川が、ずるりと糸こんにゃくを引っ張った。
その瞬間、えも言われぬ快感が背筋を駆け上る。

「あ、あぁん…ッ」

ビクビクと体を震わせて、思わず声が洩れてしまった。
さすがに帯川もびっくりしたようで、糸こんにゃくを抜きかけた手を止め、じろじろと見てくる。
その視線が恥ずかしくて、さきほどの自分の声が信じられなくて、顔を真っ赤にして、とりあえず口をてのひらで覆った。

そんな様子をしばらく見下ろしていた帯川が、再び糸こんにゃくを引き抜く。
やっぱり快楽を感じて、けれど、必死に声を押さえ込んだ。
どうしよう、と思いながらも、ビクビクと体を震わせていると、ようやく糸こんにゃくが抜けたようだ。

「なあ。ケツって気持ちいいもんなのかな。お前、いい声出してたもんな」

帯川は妙なことに関心を持ち始めてしまったらしい。
ティッシュで汚れた尻を念入りに拭いてくれているが、どうもその手が、やたらと尻穴に集中している気がする。

そして、それは気のせいなどではなかった。
いきなり帯川の指が、尻穴へとゆっくり侵入して来る。

「あ…、ふぅ…んっ」

何度も指でいじられて、声を抑えようとしても抑えきれず、そして、性器がじょじょに勃起し始めている。

「あ、あぁん…ッ、や、はぁ、アァァ…ッ」

帯川の指が段々大胆にうごめき始め、それを受け入れるように、尻穴が解れて行く頃には、もはやあられもない声を上げるようになっていた。
恋人でもない同級生の目の前で、あられもない格好をして、ただ与えられる快楽に悶えている。

それを、帯川はどう思っているのだろう。

「イ…ッ、イくぅ…ッ。も、アア、アァァァッ」

悲鳴のような声を上げて、床に向かって精液をぶちまけた。
かなり濃い、ねっとりとした白濁色の液体が、点々と床に飛び散る。
その直後、小さく呻き声が聞こえて、尻に何か生温かいものがかけられた。

のろのろと体を起こして後ろを振り返ると、いつの間にかズボンの前を寛げた帯川がいて、精液をかけられたのだとわかる。

「わりぃ。お前があんまり気持ち良さそうだったから」
「あ、うん…。ごめん」
「いや。俺も悪乗りしたし…」

すっかり酔いが覚めたように、ふたりして気まずい雰囲気になってしまった。
その気まずさは結局解消されずに、着替えを借りてから、そそくさと帯川の家を出る。

汚れたズボンと下着の入った紙袋が、やたらと重く感じる。
夜道を歩きながら、涙が溢れて止まらなかった。



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