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短編小説
リク:オネショで大量お漏らし(大スカ)
大便排泄/着衣おもらし/オネショ/社会人

打ち上げと称して飲みに行って、酔い潰れた同僚を押し付けられ、渋々鈴原(スズハラ)は、シティホテルへと向かった。
一人で歩く事のできない同僚を引きずるようにして部屋まで連れて行き、ベッドへと放り込む。
すると、そのまま寝息を立てて寝てしまった。

もう一つのベッドに腰を下ろして一息ついた鈴原は、シャワーを浴びてから同僚が寝ている隣のベッドへと入る。

携帯のアラームをセットして布団に入ると、酔いも手伝って、あっという間に眠りに落ちた。
が、鈴原は、しばらくしてからふいに目を覚ました。
枕元の携帯を確認すると、まだ2時間ほどしか経っていない。
思わず舌打ちして、再び眠ろうとして、ふいに尿意を催している事に気づく。

仕方なくベッドを出てトイレに向かい、その帰り道、ぐっすり寝ている同僚の顔を覗き込んだ。
まだ酔いがあるのか、ほんのりと頬を赤く染めて、何やらモゴモゴと口の中で呟いている。

興味本位で口元に耳を近づけたが、何を言っているのかはさっぱりわからなかった。

半分ほど落ちかけている布団を引き上げてやると、もぞもぞと寝返りを打った同僚は、ブボッと汚らしい屁を漏らした。

プン、と漂って来る臭いはかなり酷く、鈴原は思わず顔をしかめた。
すると、次の瞬間、グリュリュリュッと同僚の腹が唸り声を上げる。

もしかすると、具合でも悪くしているのではないかと思ったが、その表情は特に苦しそうでもない。
起こすべきかどうか迷ったが、しばらく考えてから止めて、鈴原は再びベッドへと入った。

が、どうにも目が覚めてしまい、再び眠る事ができない。
その間も、やたらもぞもぞ動いている同僚は、時折ブッと屁を漏らしていた。

それがやたらと気になって、鈴原は再びベッドから出て、隣で眠る同僚のそばへと向かう。
やっぱり一度起こしてみようと思い、同僚へと向かって手を伸ばした瞬間。

ブリブリブリッ

今までとは違う、妙に湿った感じの音が聞こえた。
まさか、と思って鈴原は、おそるおそる同僚の布団をめくってみる。

すると、ちょうど鈴原に背を向けるようにして横向きに寝ている同僚の尻部分が、もこもこと歪な膨らみを見せていた。
そして、さきほどの屁よりも強烈な、悪臭。

ブリュリュルルルルッ、ブビビッ、ブチブチブチィッ
ブボッ、ブリブリブリブリッ、

けたたましい音を奏でながら、同僚は眠ったままで衣服の中に大便を漏らしていた。
ビックリし過ぎて、鈴原は呆然とその光景を見ているしかできない。

いくら酔っているからといって、いい年をした大人が、しかも大便を、こんな風に漏らすとは思わなかった。
信じられない出来事に、これは夢なのではないかとさえ思う。

しかし、どう考えてもこれは現実でしかなかった。

どうやら水っぽい便のようで、同僚のズボンの尻部分が茶色い染みを広げ始めていた。
その内布団を汚してしまいそうだ、と思ったところで、ここがシティホテルだったと気づく。
さすがにホテルの布団を大便で汚すのはまずいだろう。

鈴原は慌ててバスルームにあったタオルを持って来て、同僚の尻の下へと敷いた。
それから、驚かさないようにそっと、同僚へと声をかける。

が、なかなか目を覚ましてくれない同僚は、鈴原の声をうるさがるように眉をひそめ、あろうことか寝返りをうった。

仰向けに寝転がった同僚の尻の下では、服の中に溜まっていた大便がぐしゃりと盛大に潰されてしまったことだろう。

タオルを敷いているものの安心はできず、鈴原は仕方なく同僚のズボンを脱がしにかかった。
これだけぐっすり寝ているのだから、少々の事では起きないはずだ。

そう思ってズボンを緩めて、いざ脱がそうとしたところで、なぜかふいに、同僚が目を覚ます。
全く、最悪のタイミングだ。

「え…?あれ、鈴原……?何やって…?」

同僚からしてみれば、寝ている相手のズボンを脱がそうとしている鈴原は、さぞ滑稽に見えるだろう。
みるみる顔を青ざめさせて、同僚は大きく目を見開いた。

そして、後ずさりしようとしたのだろう。
身じろいだ同僚は、ようやく自分の下肢に気づいたようだ。

「え…?」

それでも、なぜ股間の辺りが、べっとりとしたものに覆われているのか、わけがわからなかったようだ。
そして、室内に漂う、醜悪な臭いにも。

「な…っ?どういう……」

混乱したらしい同僚は、頭を抱え込んでしまった。
そんな同僚を見ながら、鈴原はゆっくりと同僚のズボンを脱がせた。
案の定、下着を通り越して、ズボンの中にもべったりと大便がこびりついている。
下着の方は、捨てた方がいいんじゃないかと思えるほど、余すところなく汚れてしまっていた。

「う…あ、あぁ…っ」

同僚は信じられないものを見たと言わんばかりに呻き、ボロボロと涙を零し始めた。
鈴原はそんな同僚を慰める言葉を持たず、ただ黙々と下肢を清めてやるしかできない。

しかし、その汚れは酷く、いっそ風呂で洗い流した方が早そうだ。
そう思った鈴原は、簡単に大便だけを取り除いて、泣いている同僚の手を引き、むりやり風呂場へと向かった。

導かれるまま歩いた同僚は、シャワーを浴びせられて、ようやく我に返ったらしい。
恥ずかしそうに鈴原をバスルームから追い出し、自分で体を洗い始めた。

しばらくその様子をカーテン越しに眺めていたが、どうやら大丈夫そうだと判断して、ベッドへと戻る。
尻の下に敷いたタオルはやっぱり大便で汚れていたが、そのお陰で、ベッドは汚れずにすんだらしい。
脱がせたままの、大便に汚れた衣服を眺め、どうしようかと途方に暮れていると、同僚がバスタオルを巻いた格好で、恥ずかしそうに出て来た。

「あの……。ごめん、みっともなくて」

自分の状況を思い出したように、再び涙ぐむ同僚に、慰めるように肩を叩いた。

「酒のせいだって。気にすんな。安心しろよ、誰にも言わねーから」

そう言うしかなくて、鈴原はむりやり笑顔で慰めの言葉を吐いた。

しかし、その日以来、互いに顔を合わせづらくなった二人は、言葉を交わすことはおろか、目も合わせないようになり、その夜の出来事は永遠に二人の胸の内に秘められる事となった。




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