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短編小説
リク:間に合わなくて(大スカ)
街中/大便排泄/オムツおもらし/下痢/社会人

具合が悪くても、そう簡単に仕事を休むわけにはいかない。
特に古河原(コガハラ)の場合、慢性的な下痢でしょっちゅう腹を下していて、そんな理由でいちいち会社を休んでいたら、とうに欠勤扱いになっているだろう。

幸いなことに外回りの仕事が多く、ある程度時間に融通が利くため、具合が悪い時は何度もトイレに行くことができるので、多少はマシだったが。

それでもやはり、具合の悪い時は心配なので、そんな時は、こっそりオムツを穿いていた。

最近のオムツはかなり高性能で、薄手の割に吸収率がよく、スーツの下に穿いていても違和感がない。

朝からずっと調子が悪かった今日も、古河原はオムツを着用していた。
とはいえ、そこに排泄するのが目的ではないのだ。

万が一のための保険であって、基本的にはトイレで用を足すようにしている。
今までも、ほとんどオムツを汚すようなことはしていない。

まあ、トイレに間に合わず、ちょっとチビる程度がせいぜいだ。

だから、オムツを穿いているからといって、特に気分が変わるということはなかった。

昼食を食べ終えた古河原は、その後に行く予定だった店舗の場所がわからず、同じ場所をぐるぐるするハメとなった。

その途中で腹がギュルル…と唸り始め、店は見つからないし、腹は痛むしで、少しパニックになっていたのだろう。

いつもなら即座にトイレに行くのに、古河原はまず、通りすがりの人に店の場所を尋ねた。
聞いた相手はとても親切な人で、丁寧に説明してくれて、お陰で古河原が勘違いをしていたことにも気づき、これでようやく目的地にたどり着けそうになったのだが。

ほっとしたとたん、急に腹の痛みが増して、肛門が内側から圧迫される。
慌ててトイレに行こうとしたが、土地勘がないため、トイレの場所がわからない。

コンビニかデパートを携帯で検索して、そちらへと向かおうとしたのだが。
その前に、限界が来てしまった。

ブブゥーッ、

汚らしい音と共に、ドロリとした大便がオムツの中に噴き出した。
あっと思ったのもつかの間、その勢いは止まらない。

ブリブリブリブリッ、ブボボッ、ビチビチビチッ、
ブリュリュリュリュゥーッ、

大量の大便が、次から次へとオムツの中へ吐き出されて行く。
古河原は、ただ呆然と、その感触を実感するしかできなかった。

幸い人通りが少なかったので、呆然と歩道に突っ立っている古河原を咎める人はいなかったが。
それでも、街中で、こっそり穿いたオムツの中にお漏らしをしているのは事実だ。

今まで多少チビッたことはあっても、こんな風に完全なお漏らしをしてしまったことはない。
少なからずショックを受けつつも、とりあえず、このオムツを一刻も早く処理したかった。

ようやく排泄が止まり、尻部分がもったりと垂れ下がったオムツを、片手で持ち上げるように支え、古河原は一歩を踏み出した。

そのとたん、オムツの中でグチュリと大便がうごめき、ねっとりと温かいものが尻にまとわりついた。

歩を進めるごとにそれは尻にまとわりつき、前の方にも回って来る。
その気持ち悪さに、お漏らしをしてしまった現実を突きつけられ、古河原は涙ぐみながら、少しずつトイレを目指して歩いた。

ねっとりした大便はグチュグチュとオムツの中で音を立てている。
それが周りの人に聞こえるのではないかと気が気でなかったが、幸い、誰も聞きとがめなかったらしい。

まあ、尻を押さえながら歩いている古河原の姿は、多少奇異に映っているだろうが。

ようやくデパートへとたどり着き、トイレを求めてその中に入ったとたん、冷房がかなり効いていて、再び腹がグルグルと唸り始める。

更に焦って、古河原は案内表示を頼りに、少し足早にトイレへと向かった。

どうやら空いているらしく、目についた一番近くの個室に飛び込み、ベルトを外したとたん、

ブビッ、ブリブリブリッ、

再び肛門が無残に決壊した。

慌ててズボンを下ろしたが、排泄の途中でオムツを外すことができず、古河原は、結局2度までもオムツの中にお漏らしするハメになった。

ブリュリュリュリュッ、ブボボボッ、
ミチミチミチッ、ブビィッ、

さすがに2度の大量排泄は、高性能のオムツでも受け止められなかったらしく、太股を、漏れ出した大便が伝った。
慌ててそれを、トイレットペーパーで拭う。

ようやく排泄が止まり、オムツを外すと、中はびっちりと大便がこびりつき、古河原の股間も茶色く汚れていた。

オムツの中の汚物をトイレの中に落とし、その後、自分の股間をきれいにしたが。

それにはかなりの時間を要した。

その後、鞄の中に持っていた下着に替えたものの、再びお漏らししては敵わないと思い直し、古河原は薬局へと向かうことにした。


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