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短編小説
リク:堪えきれなくて(大スカ)
リビング/大便排泄/摘便/社会人

もう長い間便通がなくて、お腹がパンパンに張っている。
絶えず鈍い痛みがあるくせに、トイレで気張っても何も出て来ない。

途方に暮れた俺は、さきほどからあることをするべきかどうか、真剣に悩んでいた。

さすがにここまでひどい便秘は初めてで、何とかしようとパソコンで調べたのだ。
その結果、ふたつの方法が見つかった。

ひとつは、俺でも思いついた、浣腸をするという方法。
ただし、そのためには薬局で買い物をしなければならない。

もうひとつは、摘便だった。
つまり、自分自身で詰まっている便を摘出するのだ。

さんざん悩んだ俺は、摘便をすることに決めた。

リビングのソファの前で、足下にはビニールシートを敷いて、更にその上に新聞紙を敷く。
その上に膝をついて、俺は上体をソファにうつ伏せに乗せると、指にコンドームをはめた。

潤滑油代わりのオリーブオイルを尻に塗り込めて、おそるおそる指を差し入れる。

ピリッとした痛みに顔をしかめるが、しばらくじっとしていると、痛みは遠ざかった。

おそるおそる指を動かすと、すぐに硬いものに触れた。
肛門のすぐそばで、便が水気を失って、カチカチになってしまい、蓋の役割をしているようだ。

じわじわと指を動かして、その塊をつつく。
それから、ちょっとずつ削るようにした。

ポロリ、と小さなかけらがようやく取れて、新聞紙の上に転がった。

それだけでも汗だくになっていて、けれど、この調子で行けば、やがて終わりは見える。
多少の希望が持てた俺は、必死で蓋をしている塊を少しずつ削って行った。

ポロリ、ポロリ、と新聞紙の上に転がり落ちるかけらが、少しずつ増えて行く。
それに合わせて、腹の中に溜まっている便が、少しずつ下へと下っていた。

グルグルと腹が絶えず鳴り続け、圧迫感がじょじょに増して行く。

そろそろ出そうだ、と思った俺は、一度指を抜いて、少し踏ん張ってみた。

ずるり、と肛門のそばにある大きな塊が動いて、尻穴がひくひくと蠢いた。
ヤバイ、と思いつつも、その場でぐっといきむ。

ピリピリとした痛みを発しながら限界以上に開いた肛門は、その奥にあったカラカラに乾いた便をゆっくりと吐き出し始めた。

まるでお産でもするかのように、這い出してくる便に合わせて荒い呼吸をつく。

太く硬い便は、数センチほど肛門からぶら下がると、ぶつん、と唐突に途切れて、新聞紙の上にどさりと落ちた。

「ふぅ…っ。は、はぁ…っ」

汗だくになって荒い息をついた俺は、足元を見下ろした。
まるで石のような大便が、足の間にごろんと転がっていて、少し興奮する。

蓋になっていた便がなくなったせいか、腹痛が更にひどくなって、俺は思わずその場にうずくまった。
もはやトイレに行けそうもないほどだが、さすがにすべてをこの場で出し切るのはためらいがあり、俺はふらふらと立ち上がった。

が、一、二歩歩いたところで限界が来て、俺はその場に中腰のまま、少し軟らかい便を吐き出してしまう。

ブブブッ、ブリブリブリブリィッ

多少の形を保っているそれは、足元にボタボタと零れ落ちて、その場に山となる。
ひどい臭気が辺りに充満し、吐き気を催すほどだ。

ブリュリュッ、ブビビビッ、ビチビチビチッ

最後の方にはほとんど泥のような便が、足元にてんこ盛りになっている便の上に、どろどろと吐き出された。

勢いがなくなったそれは、やがて尻から太腿へと流れて行く。

俺は力尽きたようにその場に膝をつき、肩で息をつきながら、おのれが吐き出したものへと視線を向ける。

こんなにも腹の中に溜め込めるのかと感心してしまうほどの、大量の大便が床の上にこんもりと積み上げられていた。

それを見つめて、俺はぞくっと興奮してしまう。

……ああ、気持ちいい……



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あきゅろす。
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