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Cruentus
序章
ぽつ・・・ぽつ・・・。

水が滴り落ちる
音が聞こえる。

よく見ると辺りは黒で埋めつくされ、鼻につくほど錆臭かった。

月が綺麗な夜のことだった。

薄暗い屋敷の中は、月明かりに照らされ、そこには黒に塗れた少女がいた。

これがボクと『鬼上院 紅瑠緒』との出会いであり、高校2年の秋だった。


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あきゅろす。
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