六天ニ散リユク花
組人形
『宝貝』――仙術の粋と高度な技術、希有なる材。その全てを凝縮させた奇跡の道具。稀代の宝貝師と呼ばれた人物が作り上げた、その最高傑作とうたわれる宝貝は、今や廃洞となっている雌鳳山は桜楼洞に眠っていた。
記録の宝貝・瑛蘭。
探査の宝貝・玉林。
武器の宝貝・紅耀。
防具の宝貝・梅鈴。
医術の宝貝・清花。
知略の宝貝・明月。
この六体の人型宝貝を、あわせて、組人形・六天花という。仙界の悪しき宿命をその身に背負う、戦闘用宝貝である。
[*前へ][次へ#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!