Story
アンドロイド
知っていますか?アンドロイドという、作られた物でも、恋はするのです。
「ルカ殿」
不意に後ろから名を呼ばれ、私は振り返る。そこには見慣れた彼が。愛しい彼が。
「何を見ていたのでござるか?」
「あ…、ちょっと外を眺めていただけよ」
隣に来て窓の外を見る彼、がくぽ。胸が高鳴り、それを隠すように目を反らし、紛らわせる。
ちらりとがくぽさんを見る。彼は遠くを眺めていた。思わずその美しい横顔に見とれた。
「…綺麗でござるな」
「えっ?」
突然そう呟いたがくぽさんに、色々と勘違いしてしまった私はあわてふためく。
「空、綺麗ではござらぬか?」
「そ、空…ね」
一瞬ちょっと期待してしまった自分が恥ずかしい。熱くなった顔。私は逃げ出すようにその場から去ろうとする。
「私…ちょっと出掛けてきます」
「あ、待つでござるルカ殿!」
そう言って手を掴む彼。驚いて顔を見る。相変わらず優しい笑顔だった。
「拙者、ルカ殿に伝えたいことがあってここに参った」
五月蝿く止まない鼓動。掴まれた手からそれが伝わらないか心配になる。沈黙に包まれ静かな二人きりの部屋。
見つめられ、視線を反らせない。
「拙者…、ルカ殿のこと………」
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続きは任せますさーせん ̄∀ ̄)
初ぽルカ!!!
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