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騒がしい廊下で(青帝)



休み時間
昼休み


授業中以外の時間はすべてあの人所で過ごす
それが俺の学園生活をする中で決めたこと


「帝人先輩!!!おはようございます!!!」
「おはよう青葉くん。今日はいつもより来るの早いね」
「移動教室の帰りなんで」



廊下を一人で歩いていた帝人に声をかけると、帝人はいつものように笑顔で挨拶を返す
今は一時間目が終わった所だが教科書などを持っているのを見たところ、彼も移動教室だったのだろう
授業は違うが、移動教室が一緒というそれだけの事で嬉しいと思ってしまう自分は本当に目の前の存在に惚れこんでいるのだと実感してしまう
ふといつも彼と一緒にいる存在がいない事に気づく



「あれ?杏里先輩は?」
「園原さんなら先生に呼ばれて職員室に行ったよ」



先輩は杏里先輩がいなくて寂しいみたいだけど、俺にとっては好都合
杏里先輩がいないければ、帝人先輩は俺のことだけを真っすぐ見つめていてくれる

青葉はそっと帝人に気付かれないよう、帝人につけられた傷を包帯の上から触れた

これが俺と先輩の繋がりの証拠
先輩が俺を必要とする印


「青葉くん?どうかした?」
「いえ!次の授業何かなぁって思っただけです!」


その後は普段通り他愛も無い話をしたり、今度一緒に遊ぼうと約束したりした

二人だけだと時間もあっという間に過ぎ、次の授業を知らせるチャイムが鳴る


「じゃ青葉くん、またあとで」


青葉を背にして、自分の教室行ってしまおうとする帝人の肩を掴み、帝人の顔を自分のほうに向ける
そして帝人の唇へ触れるようなキスをした

「っ!!!」
「じゃ帝人先輩、また後で!」


青葉は呆然としている帝人を置いて、自分の教室へ足早に歩いていく
口元に笑みを浮かべて

廊下にいた生徒達も騒がしいまま移動を開始し始めた











青葉くんはやっぱりヤンデレになる

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あきゅろす。
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