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授業中に屋上で(正帝)


学生諸君に聞こう!
あ、もちろん綺麗なお姉様方も答えてもらって全然オッケーだぜ!

学生のサボりの定番の場所といったらどこでしょう?
保健室?空き教室?
違うだろ〜、正解は……



「そう!きらびやかに輝く俺をさらに太陽の光で照らしだしてくれる屋上だ!」
「正臣何独りで喋ってるの?一人でナレーションごっこ?うわ、悲しっ」
「そう言うお前の発言が一番悲しいぞ、俺は」



今は普通だったら授業中だが、俺は帝人と一緒に絶賛サボり中
授業に出る暇があるくらいなら帝人と一緒にいたほうが何千倍、いや何億倍も俺の学生生活に素晴らしい潤いをあたえてくれる

まぁ結論を言うと帝人と一緒にいたいだけだけど


「立ってないで座ったら?」
「…じゃあ、お邪魔しまーす!」
「はい?」


正臣はフェンスに寄り掛かりながら座っている帝人の太ももに頭をのせ、空を見上げた
俗に言う、ひざ枕

帝人はその行動に少し微笑みつつも何も言わず、つられるように空を見上げた



「しっかしまぁ空が綺麗なこと」
「おじさんみたい」
「ちょ、帝人く〜ん?俺ら同い年!」
「精神年齢は全く違うだろうけどね」
「それさりげなーく、ガキだなって言ってるだろ!!!帝人のほうが童顔のくせに!」



正臣は空を見上げていた帝人の両頬を掴み、横にひっぱった
帝人はモゴモゴ何かを言っているが、両頬をひっぱられているため何を言っているかよく分からない

まぁ帝人のことだから、童顔は関係無いでしょ!とか言ってんだろうな



「まひゃほみ、いひゃい」
「ぷ、変な顔ーっ!」
「はにゃひてひょ」
「はいはい」


そっと帝人の頬から手を離す
正臣がニヤニヤしながら帝人を見ていると帝人は正臣を横目に睨みつつ自分の頬をさする
結構痛かったらしい



「痛い、正臣のバカ」
「ごめんごめん」


正臣は今だに頬をさすっている帝人の手に自分の右手を重ね、左手で帝人の後頭部に添え、軽く自分のほうに押した


「んっ……」


互いの唇を離した後、帝人の顔を見ると頬が赤く染まっていた

まったくいちいち反応が可愛すぎなんだよ


「これで許してな」
「……ばか」



そういう言うと同時に授業終了を知らせるチャイムが学校中に鳴り響く


俺達はそれをBGMにまた唇を重ね合った












ほのぼののようなゲロ甘←
この二人には幸せになってほしいものです


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