I can't live without you.(静帝) ※暴力有りにつき注意 痛い 痛い 痛い けどこれは愛情の証 今日はいつも通りに学校も終わり直接静雄さんの家に向かった その途中前を歩いていたサラリーマンの人がポケットに入れていたのであろう財布を落としたので財布を拾い、それを手渡そうと声をかける サラリーマンは振り向き、僕は笑顔で落としましたよ。と言うとサラリーマンはペコペコと頭を下げながら僕にお礼を言って去って行った 再び歩き出そうとした所、誰かの手がぽんっと置かれる。 そう、そんな日常の中ではとても在り来りで当たり前な事をやっていた僕の後ろには、 「……静雄さん」 「………行くぞ」 怒りという感情を滲み出している恋人が立っていた 静雄さんはそう言うと僕の腕を軋む程握り掴み、スタスタと歩いて行く 僕はその痛みに顔を歪めながらも何も言わず静雄さんの背中を見つめながらついていくのだった 家に着き、部屋に入った瞬間、僕はベットに向かって投げ飛ばされた その衝撃で壁に頭を打ってしまい、そこを押さえながら前を見ると目の前には静雄さんの怒った顔があった 「……帝人」 そうボソッと呟く静雄さん 僕が返事をしようとした瞬間、僕の頭を鷲頭かむ それはギチギチと音をたて僕の頭に激痛を与える 「い、痛っ……、静、雄さ、やめ」 「…………」 止めてと言ってもその力は弱まることなく逆に強まっていく その激痛に意識が飛びそうになった時、その手は僕の頭から外された あぁ、きっと痣になってるな… 「っ、静、」 「誰なんだよ、あいつ」 「……え、あいつって」 「あのスーツきたサラリーマン」 先程の財布を拾ってあげたサラリーマン その一部始終を見られていたのだろう。 だから、今日は――――― 「……好きなのか?」 「そんな訳ないじゃないですか…!あの人はただ財布を落とし「じゃあなんであんな笑顔だったんだよ…」 「え…?」 「好きじゃないんだろ。別になんでもないんだろ。じゃあなんで話しかけるんだよ。なんであんな笑顔なんだよ。お前は俺のものだろう。お前は俺だけいればいいんだろう。なぁ帝人、お前は俺を愛してるんだろう。帝人、なぁ、帝人帝人」 そう言いながら静雄さんは僕を抱きしめる 僕はそっと彼を抱きしめる 「帝人……」 「静雄さん、僕はずっと貴方のそばにいますよ」 「…………」 静雄さんは抱きしめる力を一瞬強め、離れていった そして僕の頭より上の位置にある彼の顔を見ようと上を見るとそこには 「……じゃあ他の男と勝手に話した帝人にはお仕置きしなきゃな」 濁った瞳をした静雄がいた 静雄はそういうと帝人の頬を軽く殴り、押し倒す そして着ていたシャツを引きちぎった 濁っている瞳 与えられる暴力 無理矢理な行為 前の彼には想像が出来ないことが実際に彼によって引き起こされていてそれは確かに現実で しかしそんな彼を嫌いになれない自分がいる だって彼をこうしてしまったのきっと僕だから だから僕は受け入れようと決めたのだ この貴方も貴方だから だから、お願い ―――心の中で泣かないで I can't live without you. (君なしでは生きられない) 絶対依存の行方 匿名様リクエスト、ヤンデレ静雄とそれを受け止める帝人 匿名様のみお持ち帰り可能です [*前へ] [戻る] |