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*薄紅の躯*
薔薇には棘を。マットメロ
Lは死んだんだ


何度も言ってるのに


メロを助け出せる亊って
なんだ?


何時も何時も隣から
聞こえてくる喘ぎ声


少しは俺の亊も考えて欲しいんだけどな…苦笑










「薔薇には棘を」










「マット、今日は終わりだ
もう部屋に戻っていいぜ」


メロ、お前は何時も何を考えてる?


俺の想いは届かないものなのか?


「マット?どうした?」


心配そうに覗き込んでくる
メロが俺の理性を立ちきらせた


「…メロ…ヤらせろよ?

知ってんだぜ?

何時もお前がオナってる亊ぐらい…

俺が満たしてやるよ…!!」


言った時には既にメロを
押し倒して羽交い締めにしていた


「なっ…!!どけよっ…!
冗談はよせ…っ…!!」


冗談?


冗談なんかで好きな奴を
押し倒したりするかよ


「…良い加減に目を覚ませば?
Lは死んだんだぜ?

いくらお前が想ったって

Lは戻ってこない」


イライラする
このメロの想い人が


「っ…!!
え…る…っ…助けて…っ…!!」


何時までも亡霊に
取り憑かれてるメロを
グチャグチャに壊して
俺のモノにしたかった


「ちっ…!
…覚悟決めろよ…?」


手荒に服を脱がしていく

嫌がるメロを無視しながら
俺は晒け出た乳首を口に含んだ


「あっ…!…ん…やめ…っ…
はぁ…っ…」


口の中で丁寧に舌を転がす
勃起した乳首は言葉とは裏腹だ

何時も一人でオナッてるから
躯は敏感で良い


「嫌だとか言いながら
こんなに溢れてるぜ?」


「…え…るっ……!
た…す…け……っ…て……」


何度も呼ぶから
益々俺の苛立ちは膨らんでいく


「……メロ……
気付いてくれ……!!」


ホントはこんな亊したかったわけじゃないんだ


ただ好きだから
乱暴になんかしたくないんだ



「……え…る…っ……」


俺の声は届かない
どんなに想っても
伝わらない……


「…ち…っ…!!」


俺は止めきれなかった
勃起しているメロの性器を
握りしめきつく扱き出す


「ふ…っ…あぁっ…!!
や…ぁ…っ…!
あんっ…!あっ…あっ…!!」


「…メロ…っ…!!」


押し殺せない想いが
こんなに辛い亊をさせて


自分でも情けない位
傷付けてしまっている


「…マッ…やめ…ッ…て…」


呟く様に何度も何度も
繰り返す言葉


お前は俺を見てくれないのか……


「…すぐに楽にしてやる…」


こんな亊をしても
意味なんかないのを
自分で分かっている


だけどもう
止められない


メロの蕾に指を入れて
少し慣らしていく


「う…っ…あぁっ…!
はぁ…っ…!!」


関節を曲げ前立腺を
こすって


愛液を溢れさせていく
悲痛な声が悦びになるまで


少しずつ少しずつ
ゆっくりとメロの内に
侵入していく


「あっ…アン…!
…ふっ…んぁっ…!!」


「メロ…好きだ…!
愛してる……!!」


これで拒絶されたら
俺はもうお前を見つめない


自分に言い聞かせた


硬く起ち上がった
自分の性器を取り出して


熟れた蕾に押しあて
ゆっくりと挿入していく


「ひっ…!痛…ッ……!!
あぁっ…!!」


痛みが走る
千切れそうな痛みが
支配していくと同時に
繋がった感覚もある



一時の至福だ



犯しているのに
苦しい、悲しいはずなのに
衝動が止まらない


「マット…っ!!
アァッ…あん…!!
はぁんっ…!あっ…あっ…!!」


俺の頬に手をあてたメロ
知らずに涙が溢れていた


「…なん…で…泣いて…る…?
……早く…イカせて……」


動きが止まって
メロの手を握りしめた


愛してる
愛してる


「…メロ…ごめん…!!
今更…謝っても仕方がないけど…
俺は…俺は…」


どうしようもない想いで
メロを傷付けたから


でもこの想いに偽りなんかなくて


「は…早くっ…うごいて…っ…?」


メロは俺の肩に手を伸ばし
躰を浮かして腰を深く落とす



「アッ…!
…ンッ…はぁッ…アンッ…!
マットっ…!あぁっ…!!」


俺はメロを強く抱き締めた


抱き締めて心の中で謝り
そして愛してると…


何度も何度も呪文の様に


「マット…!!イィ…ッ…!
もっと…俺を…っ…!!」


“愛して”と
聞こえたと同時に
メロは果てた
俺の熱もメロの体内に吐き出して











今は俺の隣で眠るメロに
言葉に出して囁いた


「愛してるよ…メロ…」


綺麗な花には棘がある


これから先、メロが俺に対して
どう接してくるかはわからないけど


俺はメロを愛してるから


もし殺されたとしても
構わない














*終*
やっと…!やっと…!終わりましたぁぁぁっ!(´Д`)
待たせまくって申し訳ないです!夜斬り姫様ァァァァ(>д<)
どうぞ貰ってやって下さい(`∇´ゞ




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あきゅろす。
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