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*死帳噺*
軋むソファー。月L
なんだか躯が熱くて


こんな時どうすれば
良いのか私は解らない




*軋むソファ−*




「今日はもう帰るよ」


月は立ち上がり
竜崎の頬にキスをした


「…月くん…」


竜崎は腕を掴んで
月の顔を覗く


「…っ…!
可愛いけど
今日は妹の誕生日だから
ごめんね?」


月はポンポンと
頭を撫でて
じゃあと部屋を出ていった


「…今日は何時もより
寂しい感じがします…」


独り残された竜崎は
ぼそっと呟き

何時も座っている椅子に
腰をおろした


「………」


何もない空間に一人


さっきまで月が
座っていたソファを
見つめる竜崎


何時もだったら月が居て
優しく抱き締めて
キスをしてくれる


「…月くん…」


名前を呼ぶだけで
体が疼いてしまう


「んっ…あっ…」


月がするように
愛撫をしてみるが
今まで一度も手淫を
した事がない竜崎は
喘ぎ苦しんでいた


「ふっ…あぁっ…
月くん…っ…
月…く…ん…っ
辛い……」


もう躯がこれ以上の
快楽を得れない事に
竜崎は涙を流していた


「呼んだかい?」


ひょこっとドアから顔を
覗かせた月がいる


「え…?」


口をパクパクと開ける竜崎
月は構わず部屋に入ってきた


竜崎の格好を見て
クスクスと笑う


「躯辛そうだね?」


その言葉を聞いて
顔を赤らめる竜崎


「…月くん…」


腕を伸ばしだっ子と
ねだる


「帰らなくて
正解だったかな…」


ぎゅうと抱き締め
竜崎の服を脱がせる月


「酷い…ですよ…
あんっ…」


ツンと起ち上がった乳首を
くりくりとねじる


「ひゃっ…あんっ…
意地悪…しない…で
…下さい…」


涙を流し
訴える竜崎


「此処を触って欲しい?」


月は竜崎の下半身へと
手を伸ばした


クチュクチュと先走りで
やらしい音が聞こえる


「はぁっ…あんっ…!
月くん…っ…ダメ…っ…」


竜崎がイキそうになった瞬間
月は手を離した


「あぁんっ…
なんで……っ…?」


竜崎は月の手を
自身のとこにあて
上下に動かしていく


「いやらしいな…竜崎は
いつの間にこんなに
なっちゃったんだろうね?」


意地悪な顔をしてる月
竜崎はその視線に
犯されながらも
腰を揺らせていた


「はぁ…もう…っ…
我慢出来ない…っ…
月くん…イカせてぇ…」


どんなに上下に扱いても
張り詰めるだけで
イケはしない


「まったく…しょうがないな…」

竜崎の性器を強く握り
上下に扱いていく


「ひっ…!あぁっ…!
もう…駄目っ…っ…
イッちゃう…っ…!!」


ドピュッと月の手の内に
竜崎は射精をした


「はぁ…月くん…
早く…入れて……」


竜崎は自ら躯を
四ん這いになり
尻を高く上げた


「力抜いて…」


グチュっと言う音と共に
月の性器は竜崎の中に
入っていった


「あぁんっ…!はぁ…」


月は激しく竜崎の中を
掻き回す


「あぁっ…はぁっ…
あっ…あっ!!」


軋むソファがより
二人を興奮させた


「ひぁっ…はぁんっ…
あんっ…あっ…イイ…!!」


前立腺を深く擦ると
竜崎はより一層高い声をあげた


「竜崎…出すよ…」


更に激しく竜崎の中を
月は貫いていく


「あっ…あっ…!
私も…もうっ……!!」


竜崎の中で射精をすると
つられる様に竜崎も
ソファに精を吐き出した

















「…ほんと悪趣味です」


ベッドに移動して
明かりを消した瞬間に
竜崎は口を開いた


「酷いな…ι」


呆れた様に月は言った


「…でも良かったんですか?
今日は妹さんの誕生日…」


親指を噛みながら月に聞く


「…僕が大事なのは
竜崎だからね
良いんだよ」


そう言って竜崎の額に
キスをして月は眠りについた


「…そんな事言われたら
怒れないじゃないですか…」


竜崎はポツリと呟くと
月の腕の中で寝息をたてた












*終*


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あきゅろす。
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