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*死帳噺*
甘い花園。月L


珍しく竜崎が僕の手首から
手錠を外し

息抜きをして下さいと
僕を部屋から追い出した


いきなり言われたから
二、三時間外でブラブラして
帰りに竜崎の好きなケーキを
買ってあの部屋に戻った



ただいまとドアを開けると
苺の甘ったるい香りが
鼻にツンときた


「…っ…
竜崎…?」


匂いのせいでケーキを
落としてしまった


僕は慌ててケーキを拾う


竜崎の姿が見えなくて
不安になり思わず叫びだした


「竜崎っ!
何処にいるんだよ!」


部屋中に響く僕の怒鳴り声が
やっと聞こえたのか
竜崎は寝室から歩いてきた
一本の缶を持って…


「あ〜…らいとくん
おかえりなさ〜い…vV」


ん?語尾にハートが付いてる…
しかも何時もより竜崎の顔
赤くないか…?


僕のトコまで来ると
竜崎は腕を回してきた


いや嬉しいよ
何時もならしてくれないからね


だけど竜崎の持ってる
缶を取り上げようとしたら


「あー!駄目れすよ…!
これは私のなんれすから…♪」


ロレツが回ってない
これって…酔ってるの?


ちらっと缶を見ると
苺、カルピスチューハイと
書いてあるじゃないかっ!!


たった一本で酔ったのか
この名探偵は


「おいっ…!竜崎…!
酔ってるのか…?」


顔に手をあてようしたら
竜崎は口を開けて
僕の指をパクッと
くわえてしまった


「んっ…酔ってないれす…
らいとくん…vV」


竜崎の口内は思ってたより
熱くて

僕を誘惑してるとしか考えられない…




気が付くと僕は
竜崎を寝室に
連れて服を脱がしていた


「あんっ…
らいとくん…♪」


なんだよアルコール最高じゃないか!
可愛い過ぎるよ竜崎っ!!


僕は飢えた獣の様に
竜崎の口、胸を貪っていた


「あんっ…あっ…
はぁっ…んっ…
もっと…っ…vV」


アルコールが入ってるせいか
竜崎の感度は何時もより抜群で
あんあんと鳴いていた


何時もと違う竜崎が可愛くて
僕の胸は高鳴りっぱなしだ


「竜崎…何時もより
興奮するよ…」


わざと低い声で竜崎の耳に
囁くと興奮するのか
ピクピクと躯を反応させていた


「あんっ…らいと…
イイっ…はぁっ…vV」残りの缶チューハイを
口に含み竜崎の躯に
こぼすと甘い香りが
寝室に充満する


「あっ…らいと…っ…くん…
冷たいれす…っ…」


頬が紅潮してる竜崎に
キスをすると
甘い蜜が溢れてくる


「ホントに今日の君は…
いやらしいな…」


甘い蜜を垂らす性器に
舌を這わすともっと
ソレが欲しくなって困る


口に含み丹念に
吸い付くしていく


「はぁんっ…あっ…あっ…vV」


僕の頭に手を押し付ける竜崎
本当にアルコールは
素晴らしいよ…


竜崎の性器が脈を打ってる
そろそろイクのかな
僕は更に激しく性器を
しゃぶった


「あんっ…あっ…あっ…
はぁっんっ…
あっ…だめっ…もうっ…!!」


言葉と同時に竜崎は
僕の口の中に甘い蜜を放った


僕はそれを竜崎の口に
舌を絡ませ飲ませた


「ふっ…んっ…苦い……」


「はは、アルコールが
甘いからね
でも僕には甘い蜜だよ…?」


そう言って竜崎の蕾に
指を侵入させる


何度もやっているから
前立腺が何処にあるかまで
僕はしっかりと覚えている


其処に指がいくと
くの字にして擦っていく


「あっあっ…vV
はぁっ…ん…っ…

「ひゃ…あっ…
あんっ…あぁん…っ…vV」


何時もより締まりが良くて
僕の方がイきそうだよ


しっかりと根本まで入れると
ゆっくり動いていく


「はっ…あっ…!
らいとっ……く…ん…
気持ち…良いっ…れす…」


竜崎の甘ったるい声が
僕の脳を刺激する


このままじゃ本当に
僕がイキそうだ


さっきより激しく
動かし前立腺だけを
攻め貫く


「ひゃっ…vVあっ…あんっ…vV
はぁっ…あっ…vV」


背中に爪を立てられて
余計に強く奥を突く


もっと…掻き回して…
あっ…vV」


アルコールのおかげで
躯も何時もより積極的だ


僕が指を動かさなくても
竜崎は腰を擦らせてくる


アナルから蜜が
溢れだしてきて


指を抜くと竜崎は
物足りなさそうな
顔で僕を見上げた


「竜崎…欲しい?」


僕の反り立つ性器を
見せ付ける様に
竜崎に聞くと


「あ…欲しい…vV
らいとくんの…此処に
欲しいれす…vV」


もうアルコール万々歳だな


「あげるよ…竜崎の此処に…ね…♪」


ニコッと笑って
さっきまで指を入れてた
アナルに性器を挿入してく

「もうっ…vV
あっ…あっ…イッちゃう…vV
あんっ…あっ…あっ…
イク…vV」


竜崎がイッた締め付けで
僕も熱を放った


竜崎から性器を引き抜くと
すでに寝ていて


後始末をして僕も眠りに就いた














「…んっ……」


むくりと躯を起こす竜崎


「おはよう、竜崎」


「…月くん、おはよ…
痛っ…」


ああー…やっぱし二日酔いかな


「大丈夫か?竜崎
今日はおとなしく
寝ていてくれよ」


僕は起き上がり用意してた
薬と水を竜崎に渡した


「ハイ」


竜崎はペコリと頭を下げて


「ありがとうございます」


昨日の事を話そうかなと
思ったけどこのネタが
使える時が来るかなと
僕は不適に笑った


「…顔が変ですよ
月くん…」


竜崎の嫌な目が
僕を見ている


「失礼だな…
恋人に対して言う台詞か?」


ああ、本当に昨日の竜崎は
可愛くて仕方がなかったな


ただ誰がアルコールを
与えたんだろう?














*終*


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