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*死帳噺*
「この瞬間にも命は生まれる」月L


ねぇ、月君
知ってましたか?


今、私達がこうしてる間にも
世の中には色んな命が生まれるんですよ?


草や、動物、そして人間―…


今、私は貴男と出逢えて
幸せ過ぎておかしくなりそうです


ふふ、でもそれでも私は構いませんよ?


貴男だから…ね…?
















「この瞬間にも命は生まれる」





「竜崎、どうしたいんだい?」


何時もはパソコンに
かじりついている私は
ただ、ぼーっとソファーに座り
角砂糖を積み上げていた


「え?何ですか?月君」


別に何時もと変わらないじゃないですか
角砂糖を積み上げてるなんて…クスッ



「いや、何か考えてるなぁって思って
竜崎が考えてる事を僕にも
教えてくれないか?

もっと、君を知りたいんだ…」



そう言って月君は私に頬を擦り寄せて抱き締めてくれました


「ふふ…月君
くすぐったいですよ?」


私は彼の頭を撫でながら言いました


「じゃあ、教えてくれる?
ちゅ…」


唇に月君の唇が重なり
口内に月君の舌が
侵入してきて私の
舌を絡めとるのです


「んふっ…ふぁ…
らいっ…と…くん…」

次第に熱を帯びていき
躯の芯から熱が
放たれていくいくみたいで
私自身が熱くなってる



「…竜崎…好きだよ…」


なんて甘い囁き


彼の言葉は私にとって
極上の甘い蜜


私は彼の背中に腕を回す


「…私も…月君が好きです…」


何度伝えても
伝えるのは
やっぱり
恥ずかしいものですね…


「竜崎…綺麗だ―…」


嗚呼…生まれた姿を
月君に見られて
私は恥ずかしいです


「っ…余り見ないで…
下さい…っ…!!」


「僕にだけ、見せてよ?
ありのままの、竜崎を…さ…」


月君はそう言って
私自身を愛撫してきます
私はありのままに声をあげるのです


「あんっ…はぁっ…
月君…気持ち良い…っ…」


月君に出逢うまで
性行為とは今まで
無縁だった私を
こんなにも開発したのは
貴方ですよ?


責任持って最期まで
私を愛して下さいね…?



「んっ…竜崎のは
甘くて美味しい…
ほら、もう竜崎の此処からは
蜜が溢れてる…」


ジュプ、ジュプと
わざとらしく音を立てる


その音でさえ私を犯していく


溢れる蜜を蕾に塗りたくって
指が入ってくる


「あっ…、あんっ…
ゆびぃ…、じゃ…
嫌です…っ…!!」


「でも慣らさないとね…?」


私なりのアピールだったんですけど
月君は私を壊さぬ様に
丁寧に蕾を慣らしていく


月君だって余裕じゃないのに
ズボンの上からでも
分かりますよ?


私に興奮している貴男の性器が…


「もう、良いかな…」


彼はそう言うとズボンから
取り出した逞しい性器を
私の蕾にあてがった


「あっ…!!ひゃっ…、
あぁんっ…はぁっ…!!」


こうやって繋がる事で
私と貴男の愛は深まりますか?


貴男が私から離れないと
想っても良いですか?


「竜崎っ…!!
くっ…締まるっ…!!」



「あんっ…!!はぁんっ…
らいっ…と…っ…くん…
イイ…っ…!!
気持ち良いです…っ…!!」



月君は私の脚を持ち上げ
より一層深く奥にまで
侵入してくる


私にはそれが堪らなく気持ち良い


「あんっ…!あぁんっ…!
はぁんっ…!!やぁ…っ…
深いぃっ……!!
もうっ…無理です…っ…
イッちゃう…っ…!!」


「嗚呼…っ…!!
僕も…っ…だよ…っ…!!
一緒にイこう…っ…?」


更に動きを早め
月君は私の性器を
扱きあげる


駄目…そんな事されたら……



「あぁんっ…!!
らいっ…と…っ…くん…!!
イきます…っ…!!
はぁんっ…!あぁー…!!」



「…っ…くっ…!!」


ドクドクと私の中に
排出される月君の精子


ふふ…お腹いっぱいですよ…?






情事を終えた私達は
ベッドに横たわり
月君は寝息を立てていました



「私が考えてる事を知りたかったんじゃないですか?」


クスリと笑う私



命とは尊いモノなんです


草や動物、人間


何か縁が合って
廻り合い繰り返される


来世でももし生まれたら
私は貴男と出逢いたいと
強く想うのです





この瞬間にも命は生まれるのだから―…












*終*
久しぶりに月Lイチャイチャを書いた気がする…
タイトルは身内にちょっとありまして
なので書いてみました

死帳好きな方
此処まで読んで下さり有難う御座います(`∇´ゞ

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