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月と星と空
昔の記憶<夏目目線〉
「加奈、ここの生活には慣れてきたか?」「はい。なんとか」「それはよかった」いつもの朝、加奈さんが暮らすようになってもう一週間になる。「貴志くんも加奈ちゃんも、なかよさそうで安心したは」塔子さんは嬉しそうに笑う。朝食を食べおわると学校に向かう。…「明日か…」加奈さんは不安そうに言う「加奈さん」「ん?」「俺が側にいるから」「―…」「1人じゃないから」「夏目くん…」俺は加奈さんの頭をなぜる「ありがとう」加奈さんはいつもの笑顔でそう言った。(あれ?)俺は何かを思い出す。昔、こんなことがあった。加奈さんが笑ったとき一瞬、小さな女の子を思い出す。(この子は…誰だろう…)「夏目くん?どうしたの?」「え?あ、いや、なんでもない」「?」…西村「夏目、なにかあったか?」・夏目・「なにかって?」・西村「今日のお前、朝からボ―としてるぞ?」・北本「なにかあったなら、相談にのるぞ?」・夏目・「…」そのとき・柚・「かなー♪今日は屋上でご飯食べよ♪」・加奈・「うん。いいよ♪」加奈さんは柚さんと教室を出る・西村「まさか、坂井さんとケンカでもしたのか?」・夏目「いや、してないけど」・西村「それにしても
、今日はやけに坂井さんのこと見てる気がするけど?」・夏目「そうか?」今の言葉に西村と北本がため息をする・北本「お前って解りやすいよな」・西村「俺達も応援するからな夏目」・夏目「応援って…;」(なんのことだよ;)…午後の授業がはじまる。けれど俺は昨夜の妖怪に名を返した疲れで寝てしまう。そして、俺は夢を見る…

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