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月と星と空
大切な女の子<伊作目線>
僕は最近、気になる女の子がいる。その子の名前は白河渚。渚は僕達とは違う時代からきた女の子で、いつもは5年長屋にいる。そのため5年生達とは仲良しで遠目に見ても彼達のことを安心し話しができて楽しんでいるようすだった。渚は近頃、保健委員会の手伝いをしてくれる。渚は僕より先に来ているときがよくある。渚はいつも笑顔で挨拶をしてくれる。僕は渚の笑顔を見るとホッとするけれど留三郎達も僕と同じみたいだった。でも渚は兵助達にしか見せない表情をする。…・伊作「どうすれば仲良くなれるかな…」僕は薬草を調合しながらつぶやいてしまった。・食満「どうした?急に」伊作「え?」食満「え?って;今何か言っただろ;」伊作「べつに何でもないよ」食満「嘘だな」伊作「っ;」食満「お前と何年いると思ってるんだ?」伊作「留三郎…」食満「で?。誰かとケンカしたのか?」伊作「ケンカはしてない」食満「委員会の悩みか?」伊作「違う」食満「じゃ、何を悩んでるんだ?」伊作「…。渚のこと」食満「渚?」僕は頷く。・伊作「渚って最近、兵助達にしか見せない表情するなーって」食満「…」伊作「保健委員の手伝いをしに来てくれるのは嬉しいけ
ど、渚とうまく会話できなくてさ。どうすれば兵助達みたいに会話できるかな―って」食満「なぁ、伊作」伊作「ん?」食満「伊作はさ、渚のことどう思ってるんだ?」伊作「どうって;」食満「渚と恋仲になりたいとか」伊作「え?!恋仲って!!」食満「ま、渚はいつも5年長屋にいるからな。あとは事務室か門か―食堂だけか」伊作「ちょっと留三郎!」食満「なんだ?」伊作「なんで僕が渚とコ、恋仲になりたいとか言ったの!?」食満「伊作、自分で渚のこと好きになってるのに気づいてないだろ」伊作「!?」食満「ま、渚のことは俺も好きだけどな」伊作「え?」食満「伊作ほどじゃないけど、やっぱり兵助のほうが渚はなついてると思うぞ」伊作「やっぱり、そうだよね」食満「渚を好きになってもいいが渚とは生きてる時代が違う」伊作「うん。それは解ってるよ」食満「ならいいか」伊作「…」そう、彼女とは―渚とは生きてる時代が違う。渚にとって僕達は遥か昔の人。。。

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あきゅろす。
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