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艦これSS
浜風実装記念
 夜の鎮守府に、第一艦隊召集の警報が鳴り響く。提督室に秘書艦の榛名と第一艦隊が、駆け込んできた。
「提督っ! 何事です? オリョクルにいってたのでは?」
榛名が、執務机に腰掛けている俺にむかって訪ねかけてきた。
手に持っていた書類を机に投げ出して一息つけながら第一艦隊のメンバーに話しかける。
「みんな、今日はなにがあった?」
榛名の隣に立っている金剛が、頬を人差し指で掻きながら口をひらく。
「今日は、ワタシ朝お風呂に入っただけデース」
金剛の隣の陸奥が、続いて中を見上げながら答える。
「私は、開発のときに呼ばれたわ」
そして、隣の赤城も手を上げながら
「私も開発時に呼ばれたぐらいです」
と答え、隣の蒼龍に視線を向ける。蒼龍はというと
「え、なんですか?」
そう言って赤城を見返している。そのとなり、1人だけ存在が浮いている伊58が疲れ果てた声で
「オリョクルで、疲れたでち…… 提督、今日はもう休みたいでち……」
と呟くように言っている。俺は、机に投げ出した書類を榛名に渡す。
「えっと…… 新艦娘2-2でドロップ確認ですか?」
とその書類を読み上げると、
「ゴーヤを弾除けに使うつもりでちっ! ちょっとみるでちっ! 疲労がたまって真っ赤っかなのでちっ!」
伊58の叫び声が鎮守府に木霊した。

「勝利を! てーとくに!」
第一艦隊が抜錨し榛名を先頭に、バシー島沖を突き進む。
「今日は、メンテナンスだったのデース」
と金剛が言うと、榛名がにこにこしながら
「久しぶりに提督と共に戦った海域にこれて榛名、感激です!」
と機嫌が良さそうに言っている。そして、伊58はというと……
「アイス美味しいのでちっ!」
と間宮からもらったアイスをパクパクと食べている。そうしていると、赤城が
「彩雲から電信…… 敵艦発見っ!」
それを聞いて榛名が、指示をとばす。
「空母隊、第一次攻撃隊を発艦させてください!」
それを受けて、赤城と蒼龍が攻撃隊を発艦させる。
「第一次攻撃隊、発艦してください!」
「攻撃隊、発艦はじめっ!」
それを、見ながら俺はつぶやく。
「はやく新艦を、拝みたいものだな…… まぁ、それは羅針盤娘のみぞ知るってやつか?」
と……

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