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おもいびと
◆原罪6



「ダメ……だ」

おれは怯えていた。



何に怯えているのか。

自分でもよく分からなかった。



ただ、確かな予感があって。



それが警鐘を鳴らしている。





この世界が崩壊しそうな罪悪感と。



気が触れてしまいそうな快感に追い詰められて。






おれは

絶望にも似た愉悦を味わった。



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あきゅろす。
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