おもいびと
◆イノセント4
弟に性器の扱き方を教えてやると、たちまち硬く勃ち上がったが。
興奮して混乱して、動揺して。
弟は自分ではやり遂げられなくて。
背中を丸めてうずくまって、快感から逃れようとするから。
結局は、最後はおれが手助けした。
「海斗……海斗!もらしちゃうよ!!」
「ちがう。それだ……。出しちゃえ」
「やだよ……おしっこもれちゃうよ!」
弟は初めての予感に混乱したままで、身体の欲を受け入れられない。
込み上げる感覚を既存の認識で否定する。
「ちがうから!いいから出せ!!」
おれは抵抗を封じて、初めてのヤツに容赦なく刺激を与え続けた。
「あ!……あ、あ……海斗……海斗っっ!!」
声が甘く絡んできて、やっと受け入れたか……と満足したおれは。
そんな状況に煽られて、子供の身体にオナニーじゃない刺激まで与えて。
うなじと。
頬と。
耳朶を舐めて。
キスして。
弟を派手に啼かせていた。
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