爆音オルガスムス 9 ライブハウスで話したり一緒に居たりして、なんとなく付き合い続けてきたオンナは、おれの高校受験に自分の学校を薦めてきた。 軽音部が全国でも高いレベルで、初心者でも基礎から指導してくれるって。 自分は卒業してしまう癖にどうして誘うんだって思ったけど。 中二の夏。 招待された学校祭を見に行って。 その時の軽音部のライブを聴いてから。 おれは、その高校に入学することに決めた。 おれはステージに立ちたい。 そのためにはメンバーが必要だ。 レベルが高いなら願ったりで。 きっと、おれを気持ち良くしてくれる奴が、一人くらいはいるに違いない。 その学校は偏差値も高いから、その時ばかりは勉強した。 あのオンナ意外とデキたんだな。……と初めて知って、少しだけ見直した。 おれはずっと勉強なんてしなかったから、基礎から詰め込んで鼻血が出るほど勉強した。 あんなにバカみたいに勉強して、ラスト半年間には音楽も我慢して。 合格した時は嬉しくて、半年ぶりにライブに行って、オンナに「後輩になった」って報告したら。 自分も大学に合格したからって、ご褒美に童貞喰われた。 アソコに突っ込むセックスは意外と興奮したけど、『痛い』とか『待て』とか散々文句言われて。 いつもより数段ベショベショに濡れて潮吹いて達ったくせに。 そんなだから。 あんまり集中できないし、あんまり気持ち良くなかった。 音楽聞いて、ひとりでパンツ濡らしてる方が、ずっと気楽で気持いい。 [*前へ][次へ#] [戻る] |