僕らの願いが叶う頃【Welcome to the『HOTEL CALIFORNIA』】 ケダモノな情事4 「──芳ぅ」 おれは上から責められながら、気持ち良くなって思わず御堂に抱きついた。 「うん?」 腰から下は激しい癖に、おれに向ける表情は相変わらず優しい御堂。 こんな状態になると、おれは女の気分になってしまう。 「気持ちイイよぉ……」 腰から下が蕩けそうで、バスルームでの名残がおれを乱した。 「乳首吸ってもいいか?」 「──吸って!乳首吸ってぇぇっっ」 おれの理性なんて何処かに吹っ飛んでいた。 こんな姿、誰にも見せられない。 腰を蠢かしながらおれのイイところを執拗に責めて。 指先と舌で両の乳首を刺激する。 御堂の責めは複雑で、複数箇所を刺激されて、おれはあっけなく上り詰めてしまう。 「いやあ────ああっっ」 御堂を強く抱きしめて、おれはそのまま高まる気を解放した。 「ぃいっっ…………っくぅ!!」 「早っっ」 御堂の呟きが聞こえたけど、おれはもう襲い来る戦慄を止められなかった。 やがて、緊張の後には甘い快感に全身が蕩けて、くったりと身体が弛緩した。 御堂は優しくキスをくれて「動いていい?」と気遣って訊いてくれたけど。 おれは正直に「やだ」と答えた。 ドライの後は、休みが必要なんだ。 御堂は困惑したような表情をおれに向けて、ふうっと諦めたようにため息をついた そして、腰を退いておれから離れようとしたから、おれはすぐに御堂に両足を絡めて腰を固定した。 御堂は視線と表情で理不尽さを訴える。 「──だぁめ!動いたらダメだって」 「何故?」 「挿入ってるの気持ちいいんだもん」 「新手のイジメか?」 おれのワガママを向けても、御堂は困るだけで。 サラブレッドも元気なままだ。 そんな御堂の大きさが、おれは大好き。 「──愛してる」 おれの告白を聞いて、御堂は間延びしたような顔を向けた。 「トイレ行きてぇ」 絶対抜く気だなコノヤロ 絶対抜かせねー 「どーせ出ないって。そんなんじゃ」 「あ!?ばか!締めんなっっ」 少し身動きできないように締め上げてやると、途端に切な気な顔で訴えた。 弱ぇっっ! 自分もイキてーんじゃん そっか……… う─────ん じゃ、攻守交代 おれは、御堂を離してその身体を解放した。 重たい竿がズルリと抜けて、その瞬間がまた気持ちイイ。 意外そうな顔をする御堂を。 おれはそのまま身体を返して押し倒した。 「──え?」 「今度は芳をイカせてあげるね」 「あ…………」 身体を横にして、片足をおれの肩に担いだ。 抵抗なし よし! おれはそのまま御堂の尻を押し広げて、そこに隠れていた花に舌を伸ばした。 [*前へ][次へ#] [戻る] |