honey-pot journey【卒業旅行】 宴会始めました5【ゆずは】 「……って、晃斗?聞いてる?晃斗?!」 「………………」 「……聞いてないし」 梨玖が事情を説明するも、晃斗は固まったまま動かない。 旅行前から引越の荷造りでずっとお預けをくらっていた晃斗。 ただでさえ目の前のニンジンに限界だった我慢が、ここでついに臨界点を超えた。 「……っ、梨玖っ!!」 「え?あ……っ、ちょ、あ……っ!!」 梨玖の身体を抱きしめ、首筋に吸い付く。 右手でレース越しに乳首をコリコリと意地悪く強弱をつけてつねると、違和感を伴う刺激に梨玖の胸の実が固く勃起してきた。 「ふ……ぅんっ、ダメ……ダメだって……」 他人の家で。 しかも明るい台所で。 御堂と諏訪の気配に脅えながらも止まらない。 「はぁ……っ、梨玖ぅ……」 「ダメ……、ここはさすがにダメだよ……」 ふるふると睫を揺らし、瞳を潤ませる。 口ではダメといいながらも、煽りたてる梨玖に、ますます晃斗の息が荒くなる。 「無理……、もぉ無理。限界超え。梨玖……、梨玖っ!!」 「ひ……はんっ、や……あぁ…」 レース越しに乳首を吸い上げ、シルクの肌触りを楽しみながら腰に手を回す。 御堂や諏訪のことなど頭から吹っ飛んだ晃斗が、今、ケダモノとなって梨玖に襲い掛かる。 「ヤダ……や…、芳が来ちゃうよっ!晃斗っ……!!」 梨玖が身体を捻って、晃斗から逃げる。が、シンクに縋り付く梨玖を背後から晃斗が拘束する。 獣の呼吸と共に梨玖の弱い耳をなめ回し。背後から回した両手で、言葉とは裏腹に色欲を主張する乳首を攻めた。 「はぁ……っ、は……んっ」 力を削ぎ落とされた梨玖が、シンクにつかまる。 セックスの我慢を強いられていたのは梨玖も同じで。 だからこそ、御堂の悪ノリな提案にも乗ってしまったのだが。 返り討ちにあった梨玖が、他人の家の台所というシチュエーションとスリルと、晃斗の荒々しい愛撫に背中をしならせ、震える。 耳から首にキスの雨を降らし、剥き出しにした肩に歯形を残す晃斗。 唾液に濡らした指をするりと下着に滑り込ませ、熱く息づく梨玖の桜花に這わせる。 「なぁ……、いい?」 「ダメ……、ここじゃ………ダメだって」 「梨玖だって勃ってんじゃん。なぁ……」 「ダ……、ふぁ……ぁん」 くちゅり……濡れた指が入っていく。 円を描くように。ゆっくりと侵食していく指が、やがて梨玖の弱点に到達した。 [*前へ][次へ#] [戻る] |