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オリジナルBL小説
隣にいたいと想う人
あれから数日、吉岡さんと陽はほとんど言葉を交さなかった必要以上の事は。
陽にとって本当の気持ちを吉岡から聞き出すのは容易ではなかった
気持ちを伝えようにも。
伝える前にほとんど摘み取られてしまった気持ちだったからだ。
でも今でも好きだ。
術を持っていないだけで・・・

今日のバーはいつもの通り指名制だか違う所は服装だった、普段は自分で決めた服装でいいのだか今日はヘソだしの半袖で、半分おしりチラ で決めなくてはならない。
攻めは比較的乳首など筋肉を強調する様なピッチリした服を着た
主に下のモノの強調するためだ。

陽もおしりの割れ目の線を半分見せながらも店の中をうろうろしていたが、テーブルに呼ばれて言ってみると意外な人が座っていた。

「先輩??何で??」
「いいから座ってよ。謝りに来たんだ。」
「謝る??何故ですか??」
座ってしまったのだった。自然な事だった先輩の隣にいるのは本当は自然な事だった
でも
今はこんな格好をして隣にいるのが恥ずかしくてならなかった。

少しばかり普通以上に距離を取って座ったものの
先輩の手は陽が無防備に置いていた手の上に這わせてきた。

「びくつかなくてもいいじゃないか・・・。
  君は私の隣にいるはずだった人だ。
 この前はすまない。君が突然あんな告白するもんだから
  少々取り乱した。」

「先輩・・・。」

嫌な感じがした。
昔は心地よかった先輩の手が、なんだか気味が悪い・・・。



「もう一度言う。借金は俺に任せて・・・。 
      俺の事務所で一緒に働こう。」


「もう、やめて下さい。
 私が自ら先輩に会いに行ったのにここに来て欲しくなかったからですよ!!
 なのに・・・。
 何で・・・。」

「君の理由はそれだけじゃないよね。
  誰なんだい??君の心を奪ったのは??
  ここにいる??」


「いいえ・・・。
 奪われたというより、私が勝手に好きなだけで。」
「じゃあ隙があるって事だ。まだ、心変わりする余地はあるんだよね。」

体を寄せて来て、尻に手が触れて来たので・・・。



キレた!!




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