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おおふり
ミハベ←シノオカ  唐突に藪から棒
「来週三連休で、合宿を含む他校との練習試合3つ組んでるから、これ資料試合相手のデータと、合宿の日程よ。一部づつ取って回して」
「へー、去年のベスト10か。やりがいありますね」
「さすが阿部君」
「俺の知ってる事は、また紙に書いてコピーして下さい」
「ちよと阿部君に任せるわ。今日中」
「はい」
「じゃあ早速、篠岡」
「うん」
「三橋、お前今日投球練習、一応田島とやっといて。
田島よろしく」
「了解!!」




「あっ、ここ知ってる。二回準決勝まで行ったけど」
篠岡が資料を見ながら、興奮し始める。阿部もその話に乗って
「まだ一度も優勝経験はない。さすがに篠岡もマニアだな」
「阿部君ほどじゃないけど」
クスクスと笑って、和気あいあいと作業を進める。

阿部が重要と思う所に、印をつけて篠岡がまとめ書き。篠岡も書きたい事は書く。


「おっ、この学校、オレ注目してんだ」
「そう、ここのバッテリー凄くいいよね」

「野球みんなで楽しんでるって感じで」

「阿部君、どうかした??」

「篠岡はその、オレ達バッテリーの事どう思う?今みたいに興奮するほどの、バッテリーだと思うか?」


「……こっ」
「?」
「これからどんどん誰から、何処から見てもいいバッテリーになるよ!!」
「そうか?」
「そうだよ。それに阿部君は、いつでも強気でしょ?」



「おう、だな」ニハ。
『良かった、いつもの阿部君だ』




合宿の日の夜

マネジには、分からない事が起こっていた。
練習疲れて眠るみんなの中に、よからぬ事を考え、行動に移そうとしている人物がいた。無防備に寝る想い人の隣で、我慢出来る訳もなく。唇に触れても起きない、彼のズボンを下ろすと、勝手に触り始めた。
「っ……」
時々反応は返って来るものの、なかなか起きない。
すこし寂しいとは思うが、たまには好き勝手にしたいものだ。
「うっ、あっ……」
まだ起きていない、阿部の唇から
「みはっし……」と声が漏れると。
三橋は嬉しくなった。指を入れるとそこは、とても熱く波打って、早く欲しいって言ってる様に思えた。
自分のものをあてがうと、すぐさま奥まで突っ込んだ。それにはさすがにやられてる当の本人も、気がついて。
「三橋??なっ何///」
『阿部君、混乱してるっでももう入れちゃった』
「阿部君、終わるっまで我慢して」
「あっ、」
「声聞きたいけど、今日は我慢して」
そう言って、阿部の唇を自分の唇で塞ぐと奥を突いた。


次の朝
皆が起きると三橋と阿部だけいなかった。
「阿部君は??」
「さぁな、カントク三橋と阿部がいません」
「あっ、メール来てる」と篠岡
「早く起きたので、二人で練習してきます。って書いてます、カントク」
「そう、ならいいわ。皆は朝ごはん支度ね」




本当の所は
早風呂に行った、阿部のあとをしょんぼりしながら歩く三橋がいた。

「昨日は、どういうつもりであんな事したんだ」
「……っ、ごっごめ」
「謝るな!!三橋はっきり答えろよ、お前オレの事弄んだんじゃないだろうな??」
「そんなつもりじゃ、阿部君の事好きで、その止まらなくて」
「止まらないにしたって、時と場所を選べ!!」
「うん」
「今度、もしもオレの了解なしに、やったら次はないからな!!」
「えっ、じゃあ??」
「ふん」
「あっ待ってよ阿部君」

『ばーか、気持ちよかったなんて言えるかよ』

「阿部君もおっオレの事!!」
「三橋!!」
「ふへ??」
「調子に乗るなよ!!」
「ううっ……」





アトガキ
なんだよこれほんと強引な。
いやぁ〜。
強引過ぎるだろ。
しかも二人の初エッチが同意じゃないし
不意打ちだし・・・。
可哀想な阿部そして阿部君
アナタの可愛さは罪だよ!!!




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