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シカマルXテマリ 君への動機が止まらない
風影の承認式。
木の葉の国からは、アスマ班が行く事になった。

「あー、めんどくせー」

「情けない声を出すな。中忍になったんだからなぁ」

砂の国に来て数分が経った頃。

アスマ、シカマル、いの、チョウジは
廊下を風影の所まで案内されていた。
「そんな事言ったって……ここまで来て式に出て帰るなんて、アスマ一人で十分だろう……。
何で俺たちまでなあぁチョウジ !!」
「シカマル、さっきからぁ美味しそうなぁニオイがするよ」
「また〜さっきからぁそればっかり、チョウジまたぁ肥るわよ」

大きな扉の前まで来て、砂忍は言った。
「ここにいらしゃいます。どうぞ」
とドアを開けられると

「よう……来てくれて感謝する」
改まった服装をして、ますます重苦しい雰囲気のガアラが立っていた。

「ずいぶん雰囲気が変わったなぁ、風影就任おめでとう。 これは5代目火影からです」

アスマは、シカマルといのの手から受け取ると、ガアラに渡した。
「ありがとう。喜んで受け取るよ。今日はゆっくりして行ってくれ……明日の朝には木の葉の戻るのか??」

「仕事が山積しているので、では、また就任式で」
「ああ……」

夜から就任式は始まった……
「シカマルなにしてんの!?早くしないと式始まるわよ」
シカマルは部屋の中、いのの声で重い体を起こした。

「分かった……先に行ってろすぐに行くから」

いのとチョウジの足音が遠のいて行った。
「はぁ、やれやれ気が乗らないけど行かないとなぁ」
シカマルはほどいていた髪を束ねて、部屋を出た。
廊下を歩いていて
「うわ!!迷った……」
『結構広いんだなぁ??とにかくこの建物から出ないと、風はどこから来てる??』
「んっ!?カンクロウ??」
カンクロウが、顔をしかめて歩いて来た。
「シカマル……見つけた。早く来いよ」
「まさか!?」
「お前を探しに来たんだよ、せっかく用意した席が空席では困るからね」

「ああっ、ごめん」

カンクロウの案内で、会場についていのの横に座った。 机の貼り紙に「木の葉からの使者」と書いてあった。

『たいそうだなぁ』

カンクロウが、ガアラに就任の証風影の笠を被せ、代々受け継がれる巻物を、贈呈した。
砂の民達が沸きあがり、忍者も口々に
「風影様就任バンザーイ!!」っと叫んでいた。

シカマルでさえも、体が熱くなった。
式が終わってもお祭り騒ぎのように、皆飲み食い荒らしていた。

シカマルは野菜ばかり食べる。すでに、食い倒れ人形になってしまったチョウジを見飽きて、カンクロウに話しかけた。

「はぁ、もう部屋の戻っていいか??」
カンクロウに聞いてみると
「まぁもうちょういろよ。いつもと違うもんが観れるからさ」

『あれそういえば、あいつがいないな??』

「なぁカンクロウ、そういえばあいつは??」
「あいつ??……テマリならあそこにいるよ」

「えっ??」

美しい音楽が流れ、光沢を持った衣装を身に着けた、踊り子が踊っていた。
その中によく見ると、テマリが踊っていたのだ。
髪は下ろしているし、化粧だってしている。

『誰だ、あれ??』

そう思ってしまうほどに、テマリが変わっていた。

「誰だよ、あれ!?」
誰かなんて分かっているはずなのに、声に言葉に出してしまう。

「誰って??……大丈夫か??顔赤いぞ??」
カンクロウはそう言って、ニヤッとした。

「何笑ってんだ!!」
「俺は知っている。姉の美しさを!!」

「……くそめんどくせー、なんでこんな気持ちがあるんだ」

『冷静に、なれやしない』


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