□かまってちゃん(ベルフラ) ※実況風 アホのロン毛隊長には煩いと怒られました。 変態クジャクオカマにはゴミが舞うと注意されました。 変態雷オヤジには話しかけてないです。 勿論ボスは部屋から出てこないのでー… 「残ってるのはベル先輩だけなんですよねー。ああ、ああ、残り物なんて可哀想ですー」 「あー、俺もパス。つか王子がそんなのやるわけないし」 「えーなんでですかーやりましょうよー鬼ごっこ」 只今ミーは馬鹿みたいに広いヴァリアー幹部で鬼ごっこをしてくれる人を探してます。 なんか師匠や犬ニーサンは用事があるみたいでミーが邪魔だったようです。 なので三日間ほどこのヴァリアーという虫歯菌のような集団に預けられました。 「お前一応居候なんだしさ、大人しくお迎えを待ってろって」 「ここはつまんないですー。誰も遊んでくれないし、一人で遊ぶには遊ぶものがないしー…」 「しししっ、俺らは暇じゃねーんだよ。あんま煩いとナイフの餌食になっちゃうぜ?」 先輩はそう言ってますけどお菓子を食べながら漫画を読んでます。 食べ方も汚いですし笑い方も下品ですし、王子だなんて信じられません。 きっと思い込みが激しいんですね、いろんな意味で哀れです。見るからに馬鹿っぽいですし。 「鬼ごっこやりましょうよー。今日だけは先輩が本物の王子だって認めますからー。ミーは暇ですー」 「てめ…今まで偽物だと思ってたのかよ…。でもやだね、めんどいし」 「あー、そんなこと言っちゃっていいんですかー?昨日先輩が部屋でこっそりやってたこと言いふらしちゃいますよ?」 「は?意味分かんねーし」 「フフフフフ…いいんですかー?言っちゃいますよー?」 「な、何だよ…。調子乗んなよリンゴが」 おおっ、これはこれは予想以上に食いついてきます。 本当は何も見てないんですけどねー。堕王子の不潔で荒れてそうな部屋に入るわけないですし。 咄嗟についた嘘を簡単に信じる先輩はやっぱり馬鹿ですね。 「秘密にしてほしかったら遊んでくださいー。でわスタートですー」 まずはスキップから。鬼は先輩です。 フフフフフ…果たしてミーを捕まえることが出来るでしょうか。 自分でいうものなんですがミーは足が遅い方です。でも隠れるのは得意なんですよ。いざとなったら隠れます。 「…あり?」 ところが吃驚。ミーを追いかけてきたのは数十本のナイフです。 よく見なくてもダサいデザインが丸分かりです。 「ふざけんなよてめ…、王子久しぶりに派手に殺っちゃうかも」 「卑怯ですナイフを使うなんてー。手が何本もあるみたいじゃないですかー。これじゃあすぐに捕まっちゃいます」 「心配しなくてもすぐに八つ裂きにしてやるよ」 「ひいいいいいいいい!楽しいですー」 「クソ…ッ、ちょこまか動きやがって…」 「やーいやーい、ノーコン堕王子―。ノーコ…―――あでっ!」 おっとっと。何かにぶつかったようです。 全くこんなところに邪魔ですね。早く逃げないと変なナイフが――― 「…って、ボスでしたかー。すいません前をよく見ていなかったものでー」 「……迎えが来た」 「あり、もうですかー?まだ鬼ごっこの途中なんですけどー…。師匠ったらタイミング悪すぎですー」 どうやら時間が来てしまったらしいです。 結局この三日間は殆ど遊べませんでした。 「あれ、ボスじゃん。何してんの?」 「メシ」 「ああ、もうそんな時間か。なんかいらない体力使った所為で超疲れたし…」 「ミーはもう帰りますねー。短い間でしたがありがとうございましたー。まああんまりお世話になってないですけどー。寧ろミーがお世話してあげたみたいなー」 でも今の時間はそれなりに楽しかったです。 堕王子は今まで最悪で行儀の悪い人だと思ってましたけど、ただ行儀が悪いだけでした。最悪ではなかったです。 またこの人と遊べたらいいと思います。 でもその時はミーだって幻術使っちゃいますよ。普通の鬼ごっこはつまらないと気付いたので。 「でわ、さようならー」 「もう来んなよしししっ。来たら殺す」 いやいやいや、また来ますよ。だってまだ勝負がついてないんですから。 その時は手土産としてパイナップルを持ってきますのでお楽しみにー。 END フランが現在のヴァリアーをなんて呼んでるか分からなくて10年後の呼び方ですいません(汗) この二人はすごく可愛いです。王子様×ツンデレ(?)なんて美味しすぎる組み合わせだと思ってます← ありがとうございました! 2012/12/16 [*前へ] [戻る] |