□風紀が行方不明 「あのー…、何でしょうかこの態勢は…」 「何って、キスするたいせ―――」 雲雀さんが全てを言い終わらないうちに、何処からか小型爆弾が飛んできた。 っていうか今はっきりキスって言いましたよね!?ここ廊下なんですけど! 「10代目ェェェェェェェェ!大丈夫ですかー!」 「おいおい獄寺、そんなもの投げてツナに当たったらどうすんだよ」 「うっせぇ黙ってろ野球バカ!俺はそこのムカつくヤローに投げたんだ!」 爆弾は雲雀さんが軽々避けて、窓の外に飛んでいって爆発した。 あのー…皆さん、ここ廊下です。他の生徒もいるんですけど…。 「雲雀さんもこんなところで止めてください!何考えてんですか!」 「……外野が煩い」 「10代目の言う通りだ…!さ、さっさとどきやがれ!」 獄寺君が動揺するのも無理はない。 俺は壁に押し付けられていて、雲雀さんの顔が髪が当たるくらい近くにあった。 「雲雀はツナが好きなのな」 「な…っ、馬鹿なこと言ってんじゃねぇぞ馬鹿が!」 「あ、ちょ…雲雀さん、顔近いですって!皆いるのに…」 「あれは空気と同じだよ。気にすることない」 いや無理ですけどー!何言っちゃってんだこの人は! 周りの生徒ドン引きだし…。風紀乱れまくってるし…。 「ここは煩いね。やっぱり応接室に行こうか」 「はい最初からそうしてほしかったです!今更―――んんっ!?」 「んな…っ」 「ディープなのな」 やっとこの空気から解放されると思った矢先、雲雀さんの綺麗な顔が近づいてきてキスされた。 しかも山本の言うように、しっしししし舌まで*****…。 「んん…っ、ふ…、…っ…っぷは…!ひ、雲雀さん!」 「それ以上群れて煩くしたら咬み殺すから。行くよ、綱吉」 「え、え、え?あの…」 「じゅ…10代目が……」ドサッ 「あ、獄寺が倒れた。おいおい大丈夫かー?」 「獄寺君!?しっかりして!」 「今ので脳味噌爆発したんじゃない」 「何言ってんですか!」 「俺が保健室に連れてくよ。じゃーな」 「ほら早く行くよ。続きしてあげるから」 「ちょ…え、ていうか俺、もう……」 明日から学校来れないんですけど!!! END 群れてる雲雀さんが書きたくて書いた結果がこれ← 山本は健全な男子です(笑) ありがとうございました! [*前へ][次へ#] [戻る] |