Am I happy now?
泣ける場所が欲しかった。
今ここにいると、ボクは泣けないから。
ユーリがいなくなった時にはレイヴンがやって来て、ボクを笑顔にしてくれるけど、レイヴンがいなくなった時には、ユーリが優しくしてくれる。
でも、それが辛かったんだ。
だから―――。
「ごめんなさい」
「何してたの、少年」
「えと………」
「ホントだよ。まさか傷だらけになって担ぎ込まれるなんて思ってなかったよ」
「おかげでおっさんたち、叱られちゃったんだから」
ホントバカだよ。ボクは。路地裏はならず者のたまり場だから近付くなってあれほど言われたのに。
行くなら武器持って行ったほうがいいとも言われたのに。
髪の毛下ろしたら女の子と間違われるからやめとけとも言われたのに。
「ごめんなさい…」
「まあ、無事で何よりだったけどな」
「今度からは、変なところに行っちゃダメよ〜。おっさんみたいなのがうろついてるんだから」
自然に目から涙が流れた。こんなに幸せに包まれていたのに、ボクは何を求めていたんだろう。
ごめんね。心配かけて。
end.
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衝動的になって書いたらこんなことに。
髪の毛下ろしたカロルを早く見てみたいなぁ。
あと毎回毎回カロルばっかケガさせてる作品を書く僕はヤバイ………。
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