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月光を愛した少年
手にしたのは… 5
「「ただいま〜」


賢一・桜「お邪魔します」


神王「お、シアに皆、おかえり。ん、そこのお嬢ちゃんは確か…」


桜「あ、桜です」



魔王「ああ、稟ちゃんの幼馴染の桜ちゃんか。それでどうだった賢ちゃん?町の方は」



賢一「すごくよかったです。なんか色々あって面白いですね♪」



魔王「それはよかった。それで、住むところは決めたかい?」


賢一「あ…えっと…」



すっかり忘れてたわ…そのために商店街に行ったのに…


リコリス「まあ、それは後にして…実はちょっと色々あったのよ。それで桜ちゃんに賢一君のこと教えておかなきゃいけなくて…いいかな?」



神王「それはかまわねえが…なにがあったか俺らにも聞かせてくれねえか?」



賢一「はい。実はですね…」



こうして、またまた説明することになった



桜「…ほんとに賢一君はこの世界の人じゃないの?」


賢一「信じられないとは思いますが…嘘はいってないです」


桜「そっか…賢一君も大変だね」


魔王「それよりも…気になることが一つあるんだけど…」


神王「魔法でぶっ飛ばしたってのはほんとか?」


シア「あ、私もそれ聞きたかったッス」



賢一「ええ…俺としても信じられないんですがね…」



魔王「やっぱりね…賢一君。君には魔力がかなりあるんだよ」



賢一「魔力がかなり?ど、どれぐらいですか?」


神王「ランクで言えば…SSSランクだ」


「「SSSランク!?」」




嘘だろ…SSSランクって最高の魔力ランクじゃねえか!



魔王「いや、下手すればそれ以上かもしれないんだよ…だから魔法が使えるんだ」




シア「でも私たち感じなかったけど…」



神王「多分、魔法を使ってないからシアたちでも感じなかったんだろう。俺とマー坊は初めから気づいていたけどな」



賢一「なるほど…ということはまだなにかあるな…」


桜「ん?まだあるの?」


賢一「あの謎の声がいってたんです。こっちにいる間色々な変化があるって…」



キキョウ「変化?じゃ魔力があるのもこっちにいるから?」



賢一「多分そうですね。そしてまだいろんな変化が僕には起きているんでしょうね」



魔王(あの人が起こしたのか…?)



賢一(ん?)




一瞬、魔王様がなんか知ってそうだったがあえて気にしなかった





賢一「実は、もうどんな変化が起きているかだいたい分かっているんですけどね…」





桜「頭が良くなっている、とか?」





さ、さすが空気を読める人だ…




賢一「まあだいたいそんなとこです」



ネリネ「なら、試してみましょうか?私が適当に問題を作りますので答えてくださいね」




賢一「あ、ネリネさん。その問題、全部高2以上の問題でお願いします」



ネリネ「あ、はい分かりました」




問題ねえ…きっと全部解けるだろうな

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