*Novel*
心の病(BSR)
「佐助、俺はたまにとてつもなく心が痛む事があるのだが…これはまさか悪い病なのか…?」
「どうしたの、いきなり」
「政宗殿を見ると、心が痛むのだ。痛むというか、くすぐられる感触に近いやもしれぬ。」
「ふーん…どんな時にその症状が起きるの?」
「そうだな…朝、校門を通って、下駄箱で政宗殿に会った時…
「Good morning 真田幸村」と
毎朝、にっこりと微笑ましく笑いながら、挨拶をしてくる時や、一緒に昼飯を食べている時、政宗殿の豊かな笑顔を見る度、心がくすぐったくなるのだ。
だが、長宗我部殿や、片倉殿と居る時の政宗殿は、他の人、某にも見せぬような笑顔で笑っているのを見ると、政宗殿との距離を感じ心が痛む。
俺は、政宗殿にとってどのような存在なのか、度々考えてしまう。」
「だんn「佐助」…ん?」
「この世の中で一番幸せな時とは、なんだと思う?」
「一番幸せな時…?」
「飯を食している時だろうか、夢の中で自分の夢が叶った時だろうか、好きな場所で自分の時間を過ごしている時だろうか…俺は、すべて違う。
自分の愛する者と心の底から笑いあっている時が、
一番の幸せな時なのだと。」
「…旦那さ、竜の旦那を見ると心がくすぐったくなったり、痛むって言ったよね…」
「…あぁ」
「俺様分かったよ」
「!?この病がなんなのか、分かったのか!?佐助!」
「あぁ」
「言え!覚悟はできている」
「………恋だよ」
「……こい?」
「そ、恋」
「こ、こいとは…好きとか、愛とかの…こい!?」
「まぁ、そうだね。旦那は竜の旦那が好きなんだよ」
「はっ…破廉恥でござる…!!」
「でも旦那」
「何だ」
「早く治しておかないと、もっと症状悪化しちゃうよ?」
END
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意味不な終わり方ですいません(土下座)
これでも黎はサナダテ大好きなんスよ
幸村は何もかも不器用だったらいいよ
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