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*Novel*
学園BASARA 弐(BSR)
そして次の日、俺は追試テスト受けた。

佐助と毛利と小十郎3人に勉強を教えてもらったから、
50点はいってほしいところだ。

だが、吃驚するほど俺のシャーペンはスラスラと文字を書いていく。
すげぇ、俺。

「終了。」

俺は、空欄無しの答案用紙を担任に出す。

そして、昼休み。

「鬼の旦那、追試どうだった?」

「おうよ。今回は結構自信はあるぜ。」

「へーぇ…。」

ニヤニヤしながら佐助は言う。

「空欄は一つもないからな。」

俺は自信満々に胸を張りながら言う。

「Ha!そりゃ楽しみだ。お前ぇが俺より良い点数取れるかよ?」

「分からねぇ、が、取れない確率は0%とはいわねぇぜ。」



そして答案用紙が返され、放課後…
それは、夢なんじゃないかと思うくらい恐ろしい点数だった。

「鬼の旦那ー。どうだった?」

佐助の声が後ろから聞える。

「Hey!元親テスト何点だった?」

続いて政宗。

「聞いてる?鬼の旦那ー?」
「おぃ、元親?」

二人の声が聞える…。
………………。

「うぉぁっ!」

「?」
「Ah!?」

佐助と政宗の声に遅く反応する。

「どうしt…」

佐助が言い始めた途端、

「ど、どうしよう…ぅ…俺…。」

真っ青な表情を浮かべる俺に対して

「Ha!なんだよ、また赤点か?」

少し嬉しそうに言う政宗。

そして、答案用紙を二人に見せ、

「100点…取っちゃった…。」

「・・・。」
「・・・。」

しばらく沈黙が続く。
佐助と政宗は石像のように固まっている。

「長曽我部、追試は赤点じゃあるまいな…?」

しばらくして毛利が来る。
そして我に返った佐助が…

「あ、毛利の旦那、鬼の旦那は赤点じゃないょ…でも…。」
「何ぞ。」

毛利も答案用紙を見る。

「…。」

答案用紙の右上に書かれた点数を見て、毛利は俺を、
『お前カンニングしただろ』という目で見た。
勿論俺はカンニングなんかしていない。

「…俺のクラスで追試を受けたのは俺だけだ。」

毛利が眉間に皺をよせる。

「ふん…。貴様もその様な点数を取れるほどの脳になったのだろう…。」

あれ、意外とあっさりだ。

「本音ぶつけちゃいなよー。」

佐助の言葉にスイッチが入ったのか

「何故貴様の様な、馬鹿な者が我より点数が良いのだ
!!!」

毛利は早口で言葉を発しながら俺の頬をグーで殴る。

「ぐぁっ・・・。」

無残に散っていく、俺。

「はっ…て、てめぇ元親!!俺より10点も高ぇってのはどーゆう…!」

今頃我に返った政宗。

「はっは!!残念だったな!俺はもう馬鹿じゃねぇ…!」

「くそっ…。」

まぁ、俺は前日佐助と毛利と小十郎に教えてもらったし、ノートも殆佐助に書いてもらった、様なもんだから、実力ではないのかもな…。

そして俺は今次のテストで赤点を取った。
気を抜いてはいけないな…。









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元親目線終了!
いやぁ楽しかった…!
でも、元親が毛利より点数取るのって
怖いッスよね。
智将ですもん、毛利。

次は佐助か毛利でやりたいと思います!

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あきゅろす。
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