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愛情と欲望

六道は綱吉が到底できないであろうことを平気で口にした。世界でいちばん嫌だと思っている人間に対して、“性的なおねだり”をすることなど、できるわけなどなかった。
だが、六道の言っていることは単なる戯れでも冗談でもなく実際に、“彼が望む言葉”を言わなければ、綱吉に快楽を与える気はないのだ。

「やぁ…、んなこと、…ぁ、いう、わけ…っないだろぉッ…」

案の定、綱吉は六道の命令を拒んだ。だが、そんな綱吉を見て六道は、ニヤリと口角をあげて不敵に笑った。

六道は綱吉の中に入れていた指をすべて引き抜き、代わりに、すこし細めのバイブを綱吉の中に突っ込んだ。

ギチュ、 グチュンッ

「ぁあ―ッ、…ぁあ…」

「クフフ。君は淫乱ですから、こんなバイブくらい軽く咥えてしまうようですね。」
そういって六道は眼を細めて嗤い、手元の電源ボタンをいきなり強にした。


ブブブブブッ―――――ン

突如始まる振動に綱吉は六道の膝の上でビクリと跳ね、ギュッと彼の服をつかんだ。
それを見て六道は満足そうに笑うと、振動を繰り返すバイブを綱吉の中で激しく動かした。
動かすたびに、さっき中で大量に出された精液がグチャグチャと混ざり合い、綱吉のアナルのなかは精液が少し泡だっていた。


「ぁ、あッ…、んん…」

だがその振動では綱吉がイくには足りなかった。その細さと短さでは綱吉がホシイと思っているところには届かなく、綱吉の体は快楽を求めて、腰を自然と揺らしはじめた。

「…どうです?コレくらいじゃもう、イけなくなってるでしょう?クフフ…。君は本当に淫乱だ…。」
そういって、なおも六道はアナルに差し込まれたバイブをグチョグチョと動かした。
そして、中に溜まった精液が時々あふれ出して、六道の制服のズボンを淫らに汚した。


「もう、こんなに緩くなってしまって。君の体は男に入れられるためにあるようなものですね。今度二輪挿しとかどうですか?君、もうそれくらいしないとイけないんじゃないですか?この、淫乱」
そう言って六道は綱吉のお尻あたりパンッと力強くたたいた。

「ぁあッ…!ぃたぁ…、な、にす…」
綱吉は急にはたかれたお尻の痛みに瞳には涙を浮かべた状態で、六道を見上げると、六道はさらに笑った。

「君の顔は加虐心をそそられますね。もっと、もっとこの手でいじめたくなる。」

そういって六道は綱吉の髪の毛を掴んだ。

「ぐッ……は、はな、せよッ」
綱吉は六道の胸を軽くついたが、その動きには力がこめられていなかった(正確にいうと、情事につかれた綱吉にはもう力など残っていなかった。)ので、六道はびくともせずかえって強く綱吉の髪の毛をひっぱった。

「反抗なんて許しませんよ。






君は僕のモノだ。」





そういって六道は綱吉の中のバイブを引き抜いた。



「はぅ…ッ」

綱吉は自分のアナルから抜かれた感触でさえ、感じてしまい、甘い声をあげた。


「君のご主人は“誰か”、分からせてあげますよ。」

そういって六道は自身の赤黒くそそり立ったペニスを綱吉のアナルに突きいれた。

ギチュ、グチュ  ズププププッ

「…ッは…!ぁあッ…!」

「クッ、っもう大分ゆるくなってると思いましたが、相変わらずイイ締めをしてますねぇ。ほんとうに、君の体は男に体を売る娼婦のようだ。」
そういうと、六道は綱吉の体を反転させ、四つん這いにさせたあと、綱吉の肩と腰を掴み、力強く中に欲望をたたきつけた。

バチュンッ グチョンッ

「ッ…、ぁあああああッ、は、はげし…、ぁッ…」


綱吉はあまりに強すぎる感覚のために知らず知らず涙を流していた。その涙がポタリポタリと地面に落ちて、小さな水跡を作った。


六道は、綱吉の体の中を知り尽くしているので、綱吉の体のどこが一番“感じる”のか熟知している。
だが、今日はあえてソコを外して、綱吉の中に欲望をうちつけた。

「ぁ、ぃじわるぅ…ッ、ぁあんっ」

「はッ…、そう思うんでしたら、僕をソノ気にさせて見せてくださいよ。ねぇ、綱吉君?」
そう言って、六道は、グチャンっと綱吉の中でグラインドを繰り返す。だが綱吉のイイところにはあたりはしない。

「は…ぁん…、ぁあッ…」
苦しそうな喘ぎ声をあげながら綱吉は必死であった。



(早く…



  早く

  イきたい…  )



綱吉の頭の中にはその言葉しかなかった。




「どうしたんです?言えないんですか?」
そういうと六道は限界まで、自身のモノを引き抜いた。すると綱吉のアナルは六道を欲しがるようにヒクヒクと収縮した。


「…ぁ…、ろくどぉ、の、おおきな、お、チンポでッ、俺の、いんらんな、あなをズポズポしてくださぁッ…ひゃぁあんッ!」
綱吉がみなまで言う前に六道は熱く滾ったペニスを綱吉の望むところに思いきり打ちつけた。

「クフフ。なかなか言えるようになりましたね…。」
六道はそう言うと、綱吉の首筋に舌をはわし、ちゅぅっと軽く吸った。



そして、六道のピストン運動は徐々に激しくなり、そのたびに綱吉のペニスからは薄いカウパーがあふれてきた。


「もうッ、出しますよッ…」
六道が限界を告げたとき、綱吉はもうすでに限界に達しそうになっていた。
だが綱吉にはかろうじて意識があったため、小さくつぶやいた。

「…な、なか、だしたら、いみなッ…」

そういって、六道が中に出そうとするのを拒んだが、六道はソレには聞き耳を持たず、そのまま綱吉の中で果てた。

ドクドクっと注ぎ込まれる熱い感触に綱吉も果ててしまい、そのまま意識を飛ばしてしまった。


「フ…。またあとできれいに処理してあげますよ。じっくりとね。」

六道の声は、気を遣ってしまった綱吉には届かなかった。











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