Diamond Virgin 3 その晩、六道はいつものようにベッドに腰掛けた。そしてふぅと息を吐く。そうだ。今日はわざわざ言いに行ったではないか。『もうやめろ』と。 もうこれで終わりだ。だからきっと今日の夢はこれまでのように真っ暗やみな夢に戻るのだ。だから安心して眠れるのだ。 彼は心の中でそう繰り返した。しかし、思い浮かぶのは夢の中の沢田綱吉の笑顔と今日会った彼の最後の顔ばかりだ。何度も何度も夢の笑顔と現実の悲しそうな顔が交互に浮かんでくる。 「、ホントいい加減にしてください」 六道は声に出して何度も浮かぶ綱吉の顔に向かってそういった。 (もう、これ以上彼に振り回されるのはごめんだ) 六道は、不貞寝でもするかのようにシーツにくるまり、眠りに落ちようとした。 (今日は、きっとぐっすり眠れるだろう) そして彼は夢の世界へといった。 * * * 『ス キ』 と彼の唇が動いたのが見える。その途端、僕は貪るように彼の唇に食らいついた。しゃぶるように、ちゅぱちゅぱ音を立て柔らかい唇を楽しむ。そして舌で割って入るように彼の口内に僕の舌が侵入した。歯列をなぞるように、中をなめまわし、温かく柔らかくぬめった彼の舌に自分の舌を絡める。 くちゅっと水音がする。そして、飲み下せない唾液が少しずつ零れ落ちてくるのがわかった。何度も何度も角度を変えながら彼の口内を楽しむ。 そして、ゆっくりと顔を離すと、うっとりした瞳にぶつかる。その瞳はうるうると水分がたっぷりあった。思わず僕はその琥珀色の瞳をなめた。すると彼はちょっとだけ体をびくりとさせた。僕はそのようにクスリと笑う。 そして、僕は彼の幼い小さな手に自分の手を重ねて、シーツに縫いとめるようにキツク握りしめる。 そして、僕は彼の首筋にキスを落としていく。ときおりわざとリップノイズを出し、彼を煽ってみたりした。鎖骨あたりをベロっと舐めてみせると彼は体を跳ねさせた。僕はその反応を見てにやりと笑い、さらに下へと進む。 そして彼の真っ白な肌を暴き、ツンとたった乳首を口に含んだ。舌で転がしながらときに吸ってみせたりしながら僕は彼を快楽へと誘い込んだ。 そして、もうすっかり彼のズボンの中心にはうすく染みができてしまっているのを視認したあと、僕は彼のズボンを脱がした。 すると彼は恥じらうようにして足をモジモジとさせる。僕はその足を自分の足でぐいっと割って入り、彼の自己主張する欲望を露わにした。 すると彼は恥ずかしいのか首をふるふると振った。 だが僕はそれを見てただほほ笑むだけで止めることせずただ大きく彼の股を広げさせた。そして薄ピンクに色づいたきゅっと締まった蕾が見えた。僕はそこを目指して指を伸ばす。僕はその穴に手元にあるピンク色の液体を注ぎ込み、ゆっくりとほぐしていく。 1本、2本とどんどん僕の指を飲み込んでいくその穴はほかのどんなものよりも僕を欲していることを示してくれるのがわかった。 ぐちゅぐちゅと、ピンク色の液体と彼自身からでてくるイヤラシイ液体が混ざり合ってどんどん卑猥な音を立てていく。 僕はもう我慢できなくって、乱暴に自分のズボンを脱ぎ棄て、彼の足をさらに大きく広げさせ、片足を僕の左肩にかけた。 「いき、ますよ」 僕がそう言うと、彼はにこっと笑った。 それからは僕がただひたすら彼を組み敷いてなんども腰を振って、そして何度も彼の中に射精するばかりであった。 * * * そんな夢を六道は見た。六道はハッと目を覚まし、妙に生々しくリアルなその夢にいつも以上の汗をかいていた。ドクドクと心臓がいつもより大きく、そしてなりやまなかった。 (あぁ―どうかしてる。) (あれほど見たくないと思った彼を夢の中とはいえ、組み敷くなんて。) 六道はそう思いながら上体を起こすと、どうやらいつもと違う感触が下半身で感じた。 その感触は、じめっとしていてなおかつ体に絡みつく感触。六道は気づいてしまった。 (あぁ…最悪だ) 彼は寝ぐせのついた髪をぐしゃりとさらに崩し、自己嫌悪に走った。 彼は生れて以来、ほとんどしたことのなかった夢精をしていた。 . [*前へ][次へ#] |