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TIME
3









「圭…ちょっと、
言いすぎよ。私だって
恋してるわよ!



お肌は、たまたま昨日
パックし忘れただけだから




もー、彼氏ぐらい、
作ってやるんだから!」







そう言いおわると同時に
圭の口角の右側が少し、
上がった。







「へぇ。
やっとじゅりもその気に
なったのねー。







んで相手は、誰よ?」







「‥‥‥」







「じゅ〜りちゃ〜ん」




圭が調子に乗って
じゅりの頭をポンポン叩く



次第に、じゅりの頬も
プーと膨らむ。







「…言えない」







「何で!?」







「…何でも」







じゅりが下を向きながら
呟くと



圭は少し怒ったようで




「こんなに、長い付き合い
でも、




言えないわけ…?」







「‥‥」







「私の知ってる人?」







「‥‥」







「‥‥あっ、もしかして…
もしかしての朝倉?」








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あきゅろす。
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