[携帯モード] [URL送信]

TIME
3



案の定、お父さんが帰って
きた時には、木下家と朝倉
家は全員集まっていて盛大
なパーティーが行われた。






お父さん同士と二十歳を
過ぎている、洋一はお酒を
飲んで、でろでろでそんな
お父さんを無視しながら、
お母さん達は、雑談してい
てお義姉ちゃんは、洋一の
世話。







‥‥結果的に、まだお酒も
飲めない(多分、未来から
来た未央は飲めるんだろう
けど。)じゅりと未央は、
端に追いやられた。







しょうがないから、じゅり
は『部屋に行ってるね』と
特定の人物に言うでもなく
呟くと、その場から立ち上
がり、階段のある方へ、歩
いて行った。そして二段、
上ったところで、未央に腕
を掴まれた。







「俺も行く」





「…は?」





「だって今の俺、
じゅりの前でしか本性出せないし?」





そう言う未央は、
肩をわざとらしく竦めた。




しかし、じゅりは冷たい。






「悪いけど、今の未央は、
何か嫌。私、一人でいたい
から離して」





そう言うと、じゅりは腕を
掴んでいる、未央を払うと
自分の部屋へかけていった。





そしてドアを閉めようと
した時、






ドアが、ガンッと開いた。









<前><次>

3/8ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!