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TIME
1






じゅりは、
未央の教室まで来ていた。
未央のクラスの男子は、
アイドルのじゅりを見ると
『おおー』とか騒いでる
ので、教室の中にいた未央
は、その騒ぎでじゅりが
廊下にいることを知った。



そしてすぐに
自分に用があるんだろうな
と悟った未央は、




ゆっくりと椅子から腰を
浮かせると






じゅりの元へ向かった。







「どうしたんですか?
‥‥教室まで来て…」






「…未央のせいなんだから」






「は?」







「んー…もう、いいや。







とにかく未央は責任持って
私を家まで送る義務が
ある」








「‥‥は?…あの‥
全く意味が分からないん
ですけど…」





「とにかく!!!



どんな用事があったと
しても一緒に帰って!!






お願い!!!!」







あまりにも、じゅりが
頼むので未央もしばらく
悩んだ後、小さなため息を
一つ、ついて



「良いですよ」







と言った。










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