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TODAY(仮)
2
それからしばらくして、

オオテ駅に、着いた。

オオテ駅は、

人込で溢れかえっている。

しょうがない。なんせ、

この時間は、

サラリーマンやら、OLやら、

高校生やらが、大勢いるからだ。

(まあそういう事言う

私も、その中の1人だが・・・。)

そんな中、私は、

空いている隙間を、見つけ、

電車を待った。

その時だった。

急に後ろから肩を叩かれた。

ビックリして後ろを振り向くと・・・

「おはよう」

「丈ちゃん。」

同じクラスの中品丈(なかしな たけ)

が立っている。

「あれっ?丈ちゃんこっちからだっけ??」

「ちょっとね」

「ふ〜ん」

丈は、同じクラスで

割とよく喋る。

丈は、誰とでも仲良くなる。

私も丈に話しかけられ

仲良くなった1人だ。

「こっちからなら、

一緒に行こうよ!!」

ねっと丈は言うとフニャッと

笑った。

この笑顔を見ると大抵の人は、

癒されて、

「うん」

と、言ってしまう・・・。

丈と、電車に乗った。

丈はずっと、右手に持った

ノートを食い入る様に覗いている。

「何見てるの?」

私がノートを覗こうとすると、

丈は、急いでノートを隠し、

「別に」とヘラヘラ笑った。(???)

「ねえサコ、猫好き??」

急に丈が聞いてきた。

「えっ!?うん・・・」

「マジで!?俺この前

猫拾ったんだぁ。

弱ってたんだけど

ほっとけなくてさぁ。」

「本当!?

可愛いの?????」

「うん。もう弱っちゃって

ほっとけないっていうか。」

そう言う丈は、ニコニコ

していて可愛い。

「今度見に来る?」

そう言う丈は、

ニヤッと笑った。

「えっ!?良いの!?」

「サコなら、大歓迎よ俺」

丈はウインクしながら呟いた。

「またまた・・・(苦笑)」

私は笑いながら流したが、

丈の眼は笑っていなかった。

(????)

「・・・じゃぁ今度にでも

行かせてもらおうかな・・・」

私が、そういう風に

言うと丈は、

凄く嬉しそうに

「待ってる♪」

と笑った。

(どういう事なんだろう?)


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