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TODAY(仮)
3
「そんな事より、

サコちゃん♪♪♪」

「えっ??」

「私、ず――っと

気になってたんだけど・・・」

ランさんは、

ゆっくり私に近づいた。

(えっ????

な…何????)

「サコちゃん、

顔青いよ??」

「ああ。コレですか・・・。

コレは、ちょっと今日

色々あり過ぎて・・・・」

「何???

何があったの!?」

「それは、もう・・・

ランさんといい、

丈ちゃんといい・・・」

「えっ!!!

丈ちゃんって

誰なの!?」

「誰って・・・クラスメートで、

今日急に告白・・・・・・

って、私、

何言っちゃてんだろう・・・!?」

「何でよぉ〜〜

良いじゃん。

教えてくれたって!!!!」

「駄目です!!!!

!!!!!!!!」

「ケチ」

「ケチで結構です」

そう一言私は言うと

「ちょっとお茶でも

いれて来ますね」

と言って1階に降りた。

お茶の葉を探していると

脳裏に、さっきの

丈ちゃんの言葉が

よみがえってくる。

『嘘じゃないよ。

俺、前からサコのこと

好きだったよ』

自分の頭が

オカシクなりそうだった。

自慢じゃないがこのかた私は

1度も異性という物に

告られたためしが無い。

それなのに生まれて

初めて告ってきた相手が、

何と皆の人気者

『丈ちゃん』なのだ。

正直嬉しくない

訳が無い・・・。

私の顔は、

自然に笑みがこぼれた。




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