ー3000HIT企画小説ー
7
「…殴り合いっていうか、
言葉じゃ分からないことっ
てあるじゃない?
そういう時、
暴力っていうか
力で分からせようと
したゃうんだよねぇ。
まぁ私もちゃっかり、
やり返すけど♪」
そういうと
白い歯を見せて笑う
「でも、
よーこさんは女性です!」
ぁあ…なんて言葉の
ボキャブラリーがねぇん
だよ、俺…。
「桜木くん、ありがと!
心配してくれんのは
嬉しいけど、怪我したって
その人のこと、
愛しちゃってんだわ、私」
そう言って、また舌を出す
よーこさん。
そして俺の髪の毛を
くしゃくしゃに撫でてから
着替えに行ってしまう。
殴られても良いと思えるほ
ど好きなんですか?
でもそこに愛なんて…
本当に、
あるんですか?
俺は、よーこさんに
無償に叫びたくなった。
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