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ー3000HIT企画小説ー
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PM.8:00





そろそろ終了の時刻。
この時間帯になると、客は
わずかしかいない。




黒いエプロンを外している
と、よーこさんに声を
掛けられた。







「桜木君、上がり?」





「あっはい。
よーこさんもですか?」





「ん。まぁね」







やっぱり近くで見ても
よーこさんは美人だと
つくづく思う。





‥‥なのに、
何故こんなに怪我をするん
だろう?




やっぱり訳を聞きたい。







「あの」







「何?」







「何でいつも、
怪我をしてんですか?」








「また、その質問か…」








そう言ってよーこさんは
舌をぺろりと出した。






また、はぐらかされる
のだろうか?









「彼氏とね、
毎日殴り合いになるの」






「え」










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